【市況】マザーズ先物見通し：米ハイテク関連株高が心理的な支えになるか

本日のマザーズ先物は、前日の米国市場でハイテク関連株が上昇した流れが波及するのか注目される。前日の米国市場は、クリスマス休暇を控えて、売り買いが交錯するなか、ナスダック総合指数は連日史上最高値を更新し、SOX指数も続伸した。米ハイテク関連株高が継続していることから、東京市場でも波及することが想定され、市場では「個人投資家のセンチメント改善に寄与するのかポイントとなろう」との声が聞かれている。米中貿易協議の第1段階合意が実現し、投資家心理は良好。前日のマザーズ市場では、久々に時価総額上位銘柄群が揃って堅調に推移した。ただ、市場では「前日は新規上場銘柄がなかっただけに、主力株に投資資金がシフトしたが、本日はマザーズ市場に新規上場企業が2社ある。個人投資家の関心がIPOに向かえば、幕間つなぎ的に買われた主力株に利食い売りがみられ、上値の重い展開も想定される」との指摘も聞かれた。上値のメドは875.0pt、下値のメドは865.0ptとする。
《YN》

　提供：フィスコ