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【通貨】来週の為替相場見通し=米中協議の不透明感後退で堅調地合い継続へ

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 来週の外国為替市場のドル円相場は、米中貿易協議を巡る不透明感が後退するなか堅調な地合いが続きそうだ。予想レンジは1ドル=108円50銭~111円00銭。

 一部で「米国と中国との通商協議で、発動済みの対中関税を停止あるいは引き下げ、15日に予定する対中追加関税の発動を延期することで合意したもよう」と報じられており、リスク選好的なドル買い・円売りが入りやすいとみられる。また、12日に行われた英国の下院総選挙でジョンソン首相が率いる与党・保守党が過半数の議席を確保したことから、英国の欧州連合(EU)からの“合意なき離脱”が回避できるのではとの期待感が高まっていることも英ポンド買い・円売りを通じてドル円相場を後押しする展開が予想される。

 なお、海外で予定されている主な経済指標の発表は、16日に中国の11月小売売上高及び鉱工業生産、17日に米11月住宅着工件数及び米11月鉱工業生産、18日にユーロ圏11月消費者物価指数、19日に米12月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、20日に米7~9月期国内総生産(GDP)確報値及び米11月個人消費支出など。国内では18日に11月貿易統計、20日の11月全国消費者物価指数のほか、18~19日にかけて日銀金融政策決定会合が開催される。

出所:MINKABU PRESS

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