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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

ハウテレ <日足> 「株探」多機能チャートより

■ハウテレ <7064>  2,700円 (-700円、-20.6%) ストップ安

 ハウテレビジョン <7064> [東証M]がストップ安。同社は、11日取引終了後に20年1月期業績予想の下方修正を発表したことが嫌気された。売上高は8億2400万円から7億8700万円(前期比19.6%増)に見直したほか、営業利益は1億円から5000万円(同30.6%減)、純利益は5900万円から2800万円(同46.2%減)に減額した。若手社会人向けリクルーティング・プラットフォーム「Liiga」が計画未達となったことが響く。主力の「外資就活ドットコム」に関しては、概ね期初計画通りに着地する見通しとしている。

■アクセルM <3624>  805円 (-91円、-10.2%)

 アクセルマーク <3624> [東証M]が続急落。11日、東証と日証金が同社について12日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが売り材料視された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■バンクオブイ <4393>  2,416円 (-185円、-7.1%)

 バンク・オブ・イノベーション <4393> [東証M]が大幅4日続落。前引け後に、「幻獣契約クリプトラクト」及び「ミトラスフィア ―MITRASPHERE―」の海外配信開始時期を変更すると発表しており、これを嫌気した売りが出た。海外展開を進めているIP許諾先企業から通知を受けたとしており、両タイトルの海外配信開始時期を変更するのは7月に次いで2度目。「ミトラスフィア」の配信開始時期について、中国本土版及び台湾・香港・マカオ版を20年9月期第1四半期中から第2四半期中へ、また、「クリプトラクト」の配信開始時期について、中国本土版を20年9月期第1四半期中から20年9月期中へ、英語圏版を20年9月期第1四半期中から第2四半期中へそれぞれ変更した。なお、業績への影響は現時点で未定としている。

■菊池製作 <3444>  753円 (-56円、-6.9%)

 菊池製作所 <3444> [JQ] が急反落。同社は11日大引け後に決算を発表。20年4月期第2四半期累計(5-10月)の連結最終損益は5500万円の赤字(前年同期は800万円の黒字)に転落し、従来の3000万円の黒字予想から一転赤字で着地したことが弱材料視された。

■Jミート <3539>  2,038円 (-135円、-6.2%)

 東証1部の下落率7位。ジャパンミート <3539> が続急落。同社は11日大引け後に決算を発表。20年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常利益は前年同期比7.0%減の8.9億円に減り、通期計画の49.5億円に対する進捗率は18.0%となり、3年平均の19.9%とほぼ同水準だった。

■JCRファ <4552>  8,770円 (-290円、-3.2%)

 JCRファーマ <4552> が4日続落。SMBC日興証券は11日、同社株の投資評価を「1」から「2」へ引き下げた。目標株価は7700円から8000円に見直した。同社の株価は、筆頭パイプラインであるハンター病を標的とするJR-141をメインに海外製薬企業へ導出する期待感から株価は大きく上昇してきた。しかし、同証券では「株価はライセンス契約とその収益性を既に織り込んでいる」と指摘。さらに、来期は今期に想定される契約一時金による収益貢献が無くなることから、減益を見込んでいる。20年3月期の連結営業利益は前期比6%増の52億4600万円(会社予想51億4000万円)に対し、21年3月期は38億7600万円を予想している。

※12日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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