【特集】「顔認証」が14位に浮上、Osaka Metroが10日から実証実験開始で注目度アップ<注目テーマ>
高見サイ <日足> 「株探」多機能チャートより
1 国土強靱化
2 5G
3 電線地中化
4 全固体電池
5 リチウムイオン電池
6 教育ICT
7 人工知能
8 セルロースナノファイバー
9 防災
10 eスポーツ
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「顔認証」の注目度が上昇し14位にランクインしている。
大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)が12月10日から一部の駅で、社員を対象に顔認証を用いた次世代改札機の実証実験を開始しており、これが注目度アップの要因とされている。用いられる次世代改札機は、改札機に備えつけたカメラで顔を捉え、事前登録した顔写真データと照合・承認することで改札ゲートが開閉する仕組み。長堀鶴見緑地線「ドーム前千代崎駅」や中央線「森ノ宮駅」、堺筋線「動物園前駅」、御堂筋線「大国町駅」の4駅で20年9月まで実施する。実証実験には、高見沢サイバネティックス<6424>、日本信号<6741>、オムロンソーシアルソリューションズ(東京都港区)、東芝インフラシステムズ(川崎市幸区)の4社が参加し、4駅それぞれ異なる改札機を試験導入することで機能性、利便性やデザインについて比較検証するとしている。
顔認証に関しては、オフィスやビルの入退場の管理などに利用されているほか、空港の出入国審査やイベントの入場などで実証実験へも用いられるようになっており、今後も用途の拡大が見込まれる。それに伴い、関連銘柄のビジネスチャンス拡大も期待でき、息の長いテーマとなりそうだ。なお、この日の関連銘柄の動きでは、ソリトンシステムズ<3040>が急伸しているほか、伊藤忠テクノソリューションズ<4739>などがしっかりとなっている。
出所:MINKABU PRESS