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【市況】東京株式(前引け)=続落、重要イベント前に買い手控え

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 11日前引けの日経平均株価は前営業日比57円28銭安の2万3352円91銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は5億4170万株、売買代金概算は8671億6000万円。値上がり銘柄数は673、対して値下がり銘柄数は1367、変わらずは116銘柄だった。

 きょう前場の東京市場は、週後半に重要イベントが相次ぐなか今週末にメジャーSQ算出を控えていることもあり、買い手控えムードが強くなった。朝方は売り買いを交錯させていたが、次第に売りに押され下値を試す展開となった。水産や電力ガスなどディフェンシブの一角に買いが入ったものの、銀行など金融株が軟調で、輸出ハイテクセクターも下げる銘柄が多かった。売買代金も8600億円台と低調が続いている。

 個別では任天堂<7974>が利益確定売りに軟調となり、キーエンス<6861>も値を下げた。武田薬品工業<4502>、花王<4452>も売りに押された。木村化工機<6378>が大幅安、ピジョン<7956>、ダブル・スコープ<6619>の下げも目立つ。半面、SUMCO<3436>が堅調、東京エレクトロン<8035>もしっかり。アンリツ<6754>も買いが優勢。グッドコムアセット<3475>が急伸、ソリトンシステムズ<3040>、ラサ工業<4022>なども値を飛ばした。昭和電線ホールディングス<5805>も物色人気。

出所:MINKABU PRESS

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