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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):アイル、HEROZ、国際石開帝石

アイル <日足> 「株探」多機能チャートより
■アイル <3854>  2,047円  +400 円 (+24.3%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 アイル <3854> がストップ高。6日大引け後に発表した20年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常利益が前年同期比5.6倍の8.5億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。消費税増税前の駆け込み需要や来年1月の「Windows7」サポート終了を背景に、販売・在庫管理のパッケージソフト「アラジンオフィス」を中心に受注が好調だったことが寄与。第1四半期業績の拡大に伴い、通期の同利益を従来予想の12.2億円→15.3億円に25.3%上方修正。増益率が26.1%増→58.0%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

■HEROZ <4382>  13,510円  +2,210 円 (+19.6%) 一時ストップ高   本日終値
 HEROZ<4382>は急騰。株価は一時、前週末に比べ20%を超す上昇となった。6日の取引終了後、東京証券取引所から12月25日に東証1部または同2部へ市場変更する承認を受けたと発表した。同時に20年1月31日時点の株主に対して1対2株の株式分割を実施することを発表したことも好感された。さらに、公募増資の実施なども発表した。33万5400株の公募と56万3000株の売り出し、それに上限13万4600株のオーバーアロットメントによる売り出しを行う。調達金額は約40億円で、AI(BtoB)サービスにおける開発規模の拡大のために充てる。公募・売り出しの発行・売出価格は16日から18日のいずれかの日に決定する。東証の所属部も、発行・売出価格の決定以降に決まる予定。

■MTG <7806>  888円  +90 円 (+11.3%)  本日終値
 MTG<7806>は3日ぶりに急反発し、一時16.4%高の929円と値を飛ばした。前週末6日の取引終了後、延期していた19年9月期決算発表をきょう9日に行うと公表した。19年9月期業績について、11月19日に公表した予想値に対して大きな差異が発生しないことも発表しており、これが好感されたようだ。同社は11月19日に19年9月期業績を大幅下方修正した。中国での販売減速と韓国での不買運動の影響を受けたほか、美容グッズブランド「ReFa(リファ)」の在庫評価損を計上し、営業利益を75億円の赤字から149億円の赤字と大幅減益を余儀なくされた。韓国子会社の取引先在庫状況の継続調査があるため、決算発表も延期した。ただ、株価は業績の一段の下振れリスクについて織り込みが進んでいることもあり、目先は材料出尽くし感から買いが優勢となった。

■泉州電業 <9824>  3,130円  +180 円 (+6.1%)  本日終値
 9日に発表した「泉州電、自社株買いの実施を発表」が買い材料視された。
 自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ
  ⇒⇒泉州電業の会社開示情報を見る

■福井コン <9790>  4,190円  +215 円 (+5.4%)  本日終値
 福井コンピュータホールディングス<9790>が続急伸、一時220円高と値を飛ばし4000円大台ラインを突破、2017年6月につけた上場来高値4210円の2年半ぶり更新を目前に捉えている。福井市に本拠を置く建築用ソフト会社だが、測量・土木用CADなどで全国トップシェアを誇る実力を持つ。ドローンも活用した3D建築CADなどで高水準の需要を取り込んでおり、業績は高成長路線をまい進している。増益率の高さが際立っており、15年間の年平均成長率は33%強と抜群の伸び。20年3月期営業利益も前期比16%増の47億5000万円を計画している。

■自律制御システム研究所 <6232>  3,100円  +127 円 (+4.3%)  本日終値
 自律制御システム研究所<6232>は続伸。日本経済新聞電子版がきょう、「海上保安庁は中国製ドローン(小型無人機)の調達や活用を2020年度から見送る方針だ。救難現場の撮影や警戒監視に活用している数十機のドローンを他の機種に切り替える」と報じた。これを受け、産業向けドローンを手掛ける同社製品が採用されるとの思惑から買いが流入したようだ。

■オンワード <8016>  665円  +25 円 (+3.9%)  本日終値
 オンワードホールディングス<8016>が3日続伸。前週末6日の取引終了後、20年1月末までに約350人の希望退職者を募集すると発表した。販売職を除く40歳以上の社員が対象。これに伴い発生する特別退職金と再就職支援にかかる費用を20年2月期決算で特別損失として計上する予定であるものの、21年2月期以降のコスト削減効果を期待した買いが入ったようだ。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,096.5円  +32 円 (+3.0%)  本日終値
 石油関連株は軒並み高。国際石油開発帝石<1605>や石油資源開発<1662>、JXTGホールディングス<5020>、コスモエネルギーホールディングス<5021>などが揃って値を上げた。先週末6日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物は前日比0.77ドル高の1バレル=59.20ドルに上昇。終値ベースで9月中旬以来の水準に値を上げた。5~6日に開催された石油輸出国機構(OPEC)総会とロシアなど非加盟国を加えた「OPECプラス」では、減産規模を20年3月末まで日量50万バレル拡大することが決定された。これに伴う、原油需給の引き締まり期待から、原油価格が上昇し6日のニューヨーク市場ではエクソン・モービルなどが上昇。週明け9日の東京市場でも石油関連株に買いが先行する動きとなった。

■あすか製薬 <4514>  1,333円  +34 円 (+2.6%)  本日終値
 あすか製薬<4514>が反発。前週末6日の取引終了後、同社が参加しレナサイエンス(東京都中央区)が代表として公募した「精神症状を伴う月経前症候群/月経前不快気分障害患者に対するピリドキサミンの臨床開発」が、日本医療研究開発機構(AMED)による医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)第4回公募で採択されたと発表しており、これが好感された。同事業は、レナサイエンスがあすか薬や近畿大学など複数医療機関と共同で、精神症状を伴う月経前症候群/月経前不快気分障害に対する国内初の新たな医薬品を開発することを目的にしているという。対象疾患である精神症状を伴う月経前症候群/月経前不快気分障害は、月経前に認める著しい感情の不安定性や怒り、抑うつ気分、不安などを特徴とする疾患。我が国においては保険適応のある薬剤はなく、有効かつ安全な新規治療薬の開発が待たれている。なお、同件によるあすか薬の20年3月期業績への影響は軽微としている。

■シーティーエス <4345>  814円  +18 円 (+2.3%)  本日終値
 シーティーエス<4345>が大幅続伸、一時34円高の830円に買われ、10月17日につけた818円を上抜き年初来高値に買われた。建設業界は公共投資拡大の追い風は吹くものの人材不足を背景にICT化など生産性の合理化が求められる局面にある。そのなか同社は、建設ICTの専門会社で現場向け測量計測器とITシステムの販売・レンタルが収益の二本柱となっており、同関連株の最右翼として頭角を現している。20年3月期通期営業利益は前期比9.4%増の17億4000万円を見込むが上振れ余地が意識されている。

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