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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):第一精工、カナモト、アクセルM

第一精工 <日足> 「株探」多機能チャートより
■第一精工 <6640>  2,650円  -93 円 (-3.4%)  本日終値
 第一精工<6640>が反落。この日、先月21日に発表した公募増資と株式売り出しの受渡日を迎えた。発行・売り出し価格は2565円で決まっており、寄り付き段階で株価は2700円近辺で推移していたことから利益確定売りが膨らんだ様子だ。

■カナモト <9678>  3,150円  -90 円 (-2.8%)  本日終値
 カナモト<9678>は反落。6日の取引終了後に発表した20年10月期連結業績予想で、売上高1827億円(前年同期比1.1%増)、営業利益161億円(同9.8%減)、純利益は99億円(同13.4%減)と営業減益を見込んでいることが嫌気された。東京五輪関連工事やインフラ再整備工事、主要都市での再開発事業などを背景に建設機械レンタル需要は引き続き底堅く推移するとみられ、売上高は増収を見込むものの、レンタル用資産の運用期間の延長を計画していることや、人事制度改革による積極的な人財投資を実施することなどが利益を圧迫するという。なお、19年10月期決算は、売上高1806億9400万円(前年同期比7.4%増)、営業利益178億4200万円(同1.4%増)、純利益114億3000万円(同3.6%減)だった。

■大盛工業 <1844>  285円  +65 円 (+29.6%) 一時ストップ高   本日終値
 大盛工業 <1844> [東証2]が続急騰。6日大引け後、20年7月期上期(19年8月-20年1月)の連結経常利益を従来予想の1.4億円→3.3億円に2.3倍上方修正。従来の28.1%減益予想から一転して66.0%増益見通しとなったことが買い材料視された。建設工事の進捗遅れで売上高は計画を下回るものの、収益性の高い推進工事の増額変更があったほか、下期に予定していた工事の早期完成、期間短縮に伴う工事費用や経費の低減などが利益を押し上げる。なお、通期の経常利益は従来予想の3.5億円(前期は4.5億円)を据え置いた。

■大和重工 <5610>  1,430円  +300 円 (+26.6%) ストップ高   本日終値
 大和重工<5610>がストップ高の1430円に買われ、3日連続で値幅制限いっぱいに買われる人気となった。株価は3営業日で72%の上昇と異彩を放っている。同社は工作機械向け鋳物部品を手掛けており、ここにきて中国景気減速への懸念が後退するなか追い風が意識される。一方、鋳物ホーロー浴槽を手掛けており、菅官房長官が富裕層の訪日客向けに高級ホテルの建設を支援する方針を明らかにしていることで、ホテル向けで需要を獲得できるとの思惑も投資マネーの流入を後押ししている。

■アクセルマーク <3624>  861円  +150 円 (+21.1%) ストップ高   本日終値
 アクセルマーク<3624>がストップ高の861円に買われた。前週末6日は、開発中の本格派トレーディングカードゲーム「コントラクトサーヴァント ―CARD GAME―」(略称「コンサヴァ」)のプレセール開始日が12月18日に決定したとの発表を受けて急伸したが、この日は、午前中に「コンサヴァ」を含めた4つのブロックチェーンゲームによりコラボミートアップを12日に開催すると発表したことが好感された。「コンサヴァ」は、これまでにないデッキ戦略と、サーヴァントと呼ばれるカードの真の価値を見抜く“目利き”がユーザーに求められる陣形タクティカルバトルゲーム。イベントでは、「コンサヴァ」のスマホ版体験会も予定しており、初公開となるコンテンツ「タワー」の先行プレイ体験もできるとしている。

■インスペック <6656>  1,736円  +300 円 (+20.9%) ストップ高   本日終値
 インスペック<6656>がストップ高。半導体などの外観検査装置を手掛けるが足もとの業績は好調に推移している。同社が6日取引終了後に発表した19年5~10月決算は営業利益が前年同期比19.4%増の1億6800万円と2割近い伸びを示した。上期後半になって半導体基板検査装置の大型商談加え、精密基板検査装置の引き合いも活発化し収益拡大が顕著となった。これを背景に投資資金の流入を誘っている。

■鳥貴族 <3193>  2,275円  +367 円 (+19.2%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 鳥貴族 <3193> が高い。6日大引け後に発表した20年7月期第1四半期(8-10月)の経常利益(非連結)が前年同期比4.0倍の4.9億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。台風19号をはじめとする天候不良の影響などで減収となったものの、採算管理の徹底や前期に実施した不採算店舗の閉鎖で販管費が大幅に減少したことが利益を押し上げた。同時に発表した11月の既存店売上高が前年同月比1.5%増と23ヵ月ぶりに前年実績を上回ったことも好感された。

■インパクト <6067>  2,696円  +300 円 (+12.5%)  本日終値
 インパクトホールディングス<6067>が後場一段高。同社はきょう、出資するインドのコーヒー・デー・イーコン社が展開するコンビニエンスストア「Coffee Day essentials」が、今月からバンガロールを中心にドミナント出店でチェーン基盤を強化することを明らかにしており、これが材料視されたようだ。「Coffee Day essentials」は今年8月2日の1号店出店を皮切りに、現時点で計13店舗を出店。今後のオープン情報については、出店が完了次第、順次公表するとしている。

■NATTY <7674>  3,855円  +360 円 (+10.3%)  本日終値
 NATTY SWANKY<7674>が急反発。6日の取引終了後に発表した11月度の月次報告で、既存店売上高が0.8%増と3カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。同社は、居酒屋チェーン「肉汁餃子製作所ダンダダン酒場」を展開。11月は、前年に比べて土曜日が1日多かったことに加えて、継続的な店舗のQSC向上の取り組みも貢献した。

●ストップ高銘柄
 大谷工業 <5939>  6,050円  +1,000 円 (+19.8%) ストップ高   本日終値
 アイケイ <2722>  938円  +150 円 (+19.0%) ストップ高   本日終値
 みらいワークス <6563>  3,305円  +500 円 (+17.8%) ストップ高   本日終値
 日本興業 <5279>  1,057円  +150 円 (+16.5%) ストップ高   本日終値
 ラ・アトレ <8885>  1,073円  +150 円 (+16.3%) ストップ高   本日終値
 など、9銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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