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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

ファストリ <日足> 「株探」多機能チャートより

■ファストリ <9983>  63,700円 (-3,500円、-5.2%)

 東証1部の下落率4位。ファーストリテイリング <9983> が続急落。3日の取引終了後に発表した11月の国内ユニクロ事業の売上速報で、既存店及びEコマース売上高が前年同月比5.5%減と3ヵ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。上旬は増収で推移したものの、商売規模の大きい下旬の「感謝祭」に気温が高かったことで防寒衣料の販売に苦戦したことが響いた。なお、11月は客数が同3.3%減、客単価は同2.3%減だった。

■エアウォータ <4088>  1,635円 (-77円、-4.5%)

 東証1部の下落率9位。エア・ウォーター <4088> が4日続落。同社は先月25日に公募増資を行うことを発表しており、4日から発行価格決定期間に入っている。このため、警戒感から売りが先行した様子だ。

■日経レバ <1570>  21,370円 (-480円、-2.2%)

 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 <1570> [東証E]が続落。3日の米国株市場では米中協議に対する警戒感が再燃し、NYダウが一時450ドル超の下げをみせ、このリスクオフの流れが東京市場を直撃した。日経平均にリンクしたETFでボラティリティが2倍の値動きに基本設定されている日経レバも下値模索の展開で、2万1200円近辺まで水準を切り下げ25日移動平均線を下回ってきた。

■SUMCO <3436>  1,658円 (-34円、-2.0%)

 SUMCO <3436> 、アドバンテスト <6857> など半導体関連が軟調。3日の米国株市場では全体指数が大きく値を下げるなか、インテルやアプライドマテリアルズなどが売られ、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3日続落となった。SOX指数は11月18日以降、上昇した日は2営業日しかなく、3日は25日移動平均線を約2ヵ月ぶりに下放れる展開となった。これを受け、東京市場でも半導体関連株には逆風の強い地合いとなった。

■安川電 <6506>  3,955円 (-80円、-2.0%)

 安川電機 <6506> 、ファナック <6954> など設備投資関連セクターに売りが目立った。3日の米国株市場ではトランプ米大統領の発言を受けて米中協議が長期化することへの懸念から主要株指数が大きく下げた。12月15日に予定される対中関税引き上げが見送られる方向でマーケットは織り込んでいただけに、リスク回避の流れを助長、東京市場でも中国向け売上比率の高いFA関連株に足もと売り圧力が強まる形となっている。

■任天堂 <7974>  43,830円 (-560円、-1.3%)

 任天堂 <7974> が3日ぶり反落。提携先の中国テンセント・ホールディングスが4日、「ニンテンドースイッチ」を10日に発売すると発表したことを受けて、目先の材料出尽くし感が台頭したようだ。

※4日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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