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【市況】NY債券:米長期債相場は弱含み、米中通商協議のさらなる進展が期待される


15日の米国長期債相場は弱含み。米中通商協議のさらなる進展が期待されたことから、安全逃避の債券買いは縮小した。米商務省が発表した10月小売売上高は、前月比+0.3%と、9月-0.3%から改善したことも意識されたようだ。米連邦準備理事会(FRB)が発表した10月鉱工業生産指数は、前月比-0.8%で市場予想を下回ったことから長期債利回りは一時反落したが、米中協議のすみやかな進展への期待が広がり、米国株式は強い動きを見せたことから、利回りは反転した。10年債利回りは1.845%近辺から1.817%近辺の範囲内で推移した。

カーブは短・中期、中・長期間でフラットニング気配。2年-5年は3.80bp近辺、2年-10年は22.20bp近辺の気配で推移。

2年債利回りは1.61%(前日比:+2bp)、10年債利回りは1.83%(同比:+1bp)、30年債利回りは2.30%(同比:0bp)で取引を終えた。

《FA》

 提供:フィスコ

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