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【市況】NY株式:NYダウ10ドル高、香港情勢悪化を嫌気

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式相場はまちまち。ダウ平均は10.25ドル高の27691.49、ナスダックは11.04ポイント安の8464.28で取引を終了した。本日はベテランズ・デーの祝日で債券市場が休場。香港の条例改正案を巡る抗議行動が激化しているほか、前週の株価上昇を受けた利益確定の動きも広がり、朝方から下落して始まった。今週開催予定のパウエルFRB議長の議会証言や米中協議の行方を見極めたいとの思惑から下げ幅を縮小したものの、小動きとなった。セクター別では、耐久消費財・アパレルやテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で公益事業やヘルスケア機器・サービスが下落した。

航空機大手のボーイング(BA)は、「737MAX」について、来年1月に運航を再開する見通しを示し上昇。ドラッグストアのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)は、プライベート・エクイティ(PE)が同社の非公開化計画を正式に打診したことが明らかとなり堅調推移。電気自動車のテスラ (TSLA)は、一部アナリストによる目標株価引き上げを受け買われた。一方で、半導体のクアルコム(QCOM)は、モルガンスタンレーによる投資判断引き下げを受け下落した。

経営難に陥っていることが指摘されているシェアオフィス事業を手がけるウィーワークは、新たなCEO候補者を検討しており、Tモバイル(TMUS)のレジャーCEOと協議したことが明らかとなった。



Horiko Capital Management LLC

《FA》

 提供:フィスコ

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