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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):野村、HOYA、カルビー

野村 <日足> 「株探」多機能チャートより
■カルビー <2229>  3,605円  +235 円 (+7.0%)  本日終値
 29日に決算を発表。「7-9月期(2Q)経常は7%増益」が好感された。
 カルビー <2229> が10月29日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.1%増の128億円となり、通期計画の265億円に対する進捗率は5年平均の45.0%を上回る48.4%に達した。
  ⇒⇒カルビーの詳しい業績推移表を見る

■アイホン <6718>  1,867円  +120 円 (+6.9%)  本日終値
 アイホン <6718> が急反発。29日大引け後、20年3月期の連結経常利益を従来予想の21億円→29億円に38.1%上方修正。従来の26.4%減益予想から一転して1.7%増益見通しとなったことが買い材料視された。インターホン販売で国内の集合住宅向けリニューアル案件が想定より伸びる。

■トーモク <3946>  1,719円  +96 円 (+5.9%)  本日終値
 トーモク<3946>が後場一段高。午後2時ごろ、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、営業利益が15億円から16億6300万円(前年同期比17.5%増)へ、純利益が6億円から9億7500万円(同5.3%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。住宅事業の業績が計画を下回ったため、売上高は860億円から833億3200万円(同5.6%増)へ下振れたものの、段ボール製品の価格改定の寄与や海外子会社の業績伸長により利益は上振れたとしている。

■タツタ電線 <5809>  581円  +29 円 (+5.3%)  本日終値
 29日に決算を発表。「7-9月期(2Q)経常は10%増益」が好感された。
 タツタ電線 <5809> が10月29日大引け後(16:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比23.4%減の20.6億円に減ったが、通期計画の35.5億円に対する進捗率は58.2%となり、5年平均の57.6%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒タツタ電線の詳しい業績推移表を見る

■アイネス <9742>  1,258円  +43 円 (+3.5%)  本日終値
 アイネス <9742> が3日続伸。29日大引け後に発表した20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比2.4倍の15.2億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。公共分野で法改正に伴うシステム改修などの受注が拡大したほか、産業分野の新規顧客案件が増えたことが寄与。前年同期の不調プロジェクトの影響が解消したことも大幅増益につながった。併せて、通期の同利益を従来予想の16.5億円→20.5億円に24.2%上方修正。減益率が26.1%減→8.2%減に縮小する見通しとなった。

■インフォコム <4348>  2,364円  +75 円 (+3.3%)  本日終値
 インフォコム<4348>が3日ぶりに反発。午後0時ごろ、20年3月期の連結業績予想について、売上高を570億円から585億円(前期比13.1%増)へ、営業利益を78億円から82億円(同19.0%増)へ、純利益を52億円から55億円(同15.0%増)へ上方修正したことが好感された。上期において、重点事業の電子コミック及びヘルスケアが好調に推移し、下期も引き続き好調に推移する見通しであることが要因としている。なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高276億7900万円(前年同期比19.7%増)、営業利益38億6300万円(同48.8%増)、純利益25億7500万円(同37.2%増)だった。

■OBC <4733>  4,510円  +125 円 (+2.9%)  本日終値
 オービックビジネスコンサルタント<4733>が続伸。同社は中小向け業務ソフト「奉公」シリーズを展開しており、足もとは消費税増税を背景に業績は好調。また、中期的にクラウドサービス移行に伴う収益の安定化・高採算化や、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を利用してデータの自動連携により生産性の高い業務(オープンエンド型ビジネス)への移行などで、新たな成長段階にある。28日には20年3月期の営業利益見通しを従来予想の134億円から145億円に増額修正した。また、きょうは「奉行クラウド」の新たなラインアップとして、「総務人事奉行クラウド」を31日から発売すると発表した。これらを好感する形で買いが流入した。

■技研製作所 <6289>  4,005円  +100 円 (+2.6%)  本日終値
 技研製作所<6289>が軟調相場のなか年初来高値更新。同社は油圧式杭圧入引抜機のトップメーカーで地下駐車場の施工なども手掛ける。杭圧入機「サイレントパイラー」は防災・減災工事需要を取り込み売り上げを伸ばしており、国土強靱化関連の一角として継続的な買いが観測されている。20年8月期業績は2ケタ増収見通しで利益面でも営業利益段階からの増益を確保できる見通し。

■HOYA <7741>  9,725円  +219 円 (+2.3%)  本日終値
 HOYA<7741>が4日続伸、上場来高値を更新している。29日の後場に発表した第2四半期(4~9月)の連結純利益は前年同期比8%増の649億円と市場予想(620億円前後)を上回ったことが引き続き好感された。発行済み株式総数の1.59%に相当する600万株を上限とする自社株買いの実施も評価された。半導体製造の微細化に欠かせない「EUV(極端紫外線)」対応のブランクスマスクが伸びている。今中間期決算に対してアナリストからは「ポジティブ」との評価が出ている。

■野村ホールディングス <8604>  510円  +11.1 円 (+2.2%)  本日終値
 野村ホールディングス <8604> が反発。29日大引け後に発表した20年3月期上期(4-9月)の連結税引き前利益が前年同期比14倍の2032億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。海外ビジネスの拡大でホールセール部門が大幅黒字に転換したほか、アセット・マネジメント部門の収益も伸びた。野村総合研究所 <4307> 株式の売却益733億円を計上したことも利益を押し上げた。

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