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【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 電子材料、フジテック、日本光電 (25日大引け後 発表分)

電子材料 <日足> 「株探」多機能チャートより

 25日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 電子材料 <6855>   ★上期経常を2.5倍上方修正
 ◆20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の1.7億円→4.2億円に2.5倍上方修正。減益率が78.2%減→46.2%減に縮小する見通しとなった。半導体検査用プローブカードの本格的な需要回復は遅れているものの、利益率の高い製品の販売が想定より伸びたことが収益を押し上げた。

 システムリサ <3771>   ★上期経常を49%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の4.7億円→7億円に49.0%上方修正。増益率が12.6%増→67.9%増に拡大し、従来の2期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。顧客企業のIT投資需要が堅調に推移したうえ、消費増税に伴う特需でパッケージソフトなどの販売が伸びた。IT技術者の稼働率が高水準を維持したほか、プロジェクト管理を徹底したことも上振れに貢献した。

 ディアライフ <3245>   ★前期の経常最高益予想を13%上乗せ、配当も4円増額
 ◆19年9月期の連結経常利益を従来予想の30億円→33.8億円に12.8%上方修正。増益率が2.3%増→15.4%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。都市型マンションや収益不動産の販売が伸びたことが寄与。持分法適用関連会社パルマ <3461> [東証M]の業績が計画上振れしたことも利益拡大に貢献した。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の23円→27円(前の期は28円)に増額修正した。

 大伸化学 <4629> [JQ]  ★上期経常を97%上方修正、通期も増額
 ◆20年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の4.4億円→8.6億円に97.3%上方修正。効率的な原材料購入を進めたことに加え、一部の主要原料価格が下落したことも追い風になった。
  上期業績の好調に伴い、通期の同利益も従来予想の10.5億円→14.7億円に40.8%上方修正。増益率が3.8%増→46.0%増に拡大する見通しとなった。予想PERが8.0倍→5.5倍に低下し、割安感がさらに強まった。

 日本興業 <5279> [JQ]  ★上期経常を一転黒字に上方修正、通期も増額
 ◆20年3月期上期(4-9月)の連結経常損益を従来予想の1000万円の赤字→1億3000万円の黒字に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。西日本豪雨災害の復旧工事が進み土木資材が伸びたうえ、東京五輪関連工事向けを中心に景観資材も好調だった。高付加価値製品の販売が増加したことも黒字浮上に貢献した。
  併せて、通期の連結経常利益も従来予想の2億9000万円→3億4000万円に17.2%上方修正。増益率が1.8%増→19.3%増に拡大する見通しとなった。

 東京鉄 <5445>   ★今期経常を一転38%増益に上方修正
 ◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の30億円→45億円に50.0%上方修正。従来の8.1%減益予想から一転して37.8%増益見通しとなった。主原料の鉄スクラップ価格が想定を大幅に下回ることが利益を押し上げる。建設スケジュールの後ろ倒しなどによる数量減少を吸収し、10年ぶりの利益水準を見込む。

 フジテック <6406>   ★上期経常を28%上方修正
 ◆20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の53億円→68億円に28.3%上方修正。増益率が6.8%増→37.1%増に拡大する見通しとなった。中国で新設工事が増加したことに加え、採算も改善したことが利益を押し上げた。

 日本光電 <6849>   ★上期経常を一転20%増益に上方修正・5期ぶり最高益更新へ
 ◆20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の45億円→63億円に40.0%上方修正。従来の14.6%減益予想から一転して19.5%増益を見込み、5期ぶりに上期の最高益を更新する見通しとなった。消費増税前の駆け込み需要で医用電子機器の販売が伸びたうえ、大学・官公立病院の新築移転に伴う大口案件の受注を獲得したことが寄与。販管費の一部が下期にずれ込むことなども上振れの要因となった。

 パスコ <9232>   ★今期最終を一転2.1倍増益に上方修正・10期ぶり最高益更新へ
 ◆20年3月期の連結最終利益を従来予想の11億円→28億円に2.5倍上方修正。従来の16.4%減益予想から一転して2.1倍増益を見込み、10期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。国内公共部門の受注が好調で、売上高が計画を上回ることが寄与。関係会社株式売却益の発生に加え、税金負担が減少することも最終利益を押し上げる。

 長大 <9624>   ★前期の経常最高益予想を30%上乗せ、配当も13円増額
 ◆19年9月期の連結経常利益を従来予想の22億円→28.7億円に30.5%上方修正。増益率が28.2%増→67.2%増に拡大し、従来の5期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。前期業績の上方修正は8月に続き、3回目。業務効率化による原価低減が奏功し、採算が改善したことが寄与。次期中期計画に向けた人員増強を中心とする組織体制強化の一部が翌期にずれ込み、人件費と経費が想定を下回ったことも上振れの要因となった。
  業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の40円→53円(前の期は36円)に大幅増額修正した。

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