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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ミロク情報、クラレ、ダイワボウ

ミロク情報 <日足> 「株探」多機能チャートより
■MCJ <6670>  710円  +5 円 (+0.7%)  本日終値
 MCJ <6670> [東証2]が高い。24日大引け後、20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の44.7億円→67.5億円に51.0%上方修正。従来の0.6%減益予想から一転して50.0%増益を見込み、2期連続で上期の最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。来年1月のWindows7のサポート終了や消費増税前の駆け込み需要を背景に、高付加価値・特化型のパソコンなど好採算製品の販売が伸びた。テレビCMなどの広告宣伝効果も寄与した。なお、通期の経常利益は従来予想の100億円(前期は96.9億円)を据え置いた。

■ミロク情報サービス <9928>  2,889円  +5 円 (+0.2%)  本日終値
 ミロク情報サービス <9928> が3日続伸。24日大引け後、20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の32.2億円→39.2億円に21.7%上方修正。増益率が6.8%増→30.0%増に拡大し、従来の9期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。来年1月に控えるWindows7のサポート終了や消費増税を前に、ハードウェアの販売が伸びたうえ、セットアップや設置などのサービス業務も好調だった。なお、通期の経常利益は従来予想の62億円(前期は50.5億円)を据え置いた。

■クラレ <3405>  1,316円  -99 円 (-7.0%)  本日終値  東証1部 下落率4位
 24日に発表した「訴訟関連損失140億円を計上」が売り材料。
 米国訴訟で和解成立。これに絡み、19年12月期第3四半期に訴訟関連損失140億円を特別損失に計上する。

■ダイワボウ <3107>  4,725円  -165 円 (-3.4%)  本日終値
 ダイワボウホールディングス<3107>は反落。24日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が3790億円から4720億円(前年同期比33.8%増)へ、営業利益が96億円から158億円(同89.3%増)へ、純利益が65億円から106億円(同92.3%増)へ上振れて着地したようだと発表し朝高でスタートしたものの、目先の材料出尽くし感からマイナスに転じた。業績上振れは、ITインフラ流通事業で企業のIT投資が底堅く推移したことに加えて、20年1月に控えたWindows7サポート終了に伴う更新需要を捉えて、周辺機器やソフトウェアを含めた複合提案により受注および売り上げが大幅に増加したことが要因としている。

■ゼビオホールディングス <8281>  1,224円  -27 円 (-2.2%)  本日終値
 ゼビオホールディングス<8281>が反落。24日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を2459億6900万円から2384億1900万円(前期比2.9%増)へ、営業利益を96億4700万円から69億3100万円(同20.2%増)へ、純利益を36億7100万円から21億300万円(同11.6%増)へ下方修正したことが嫌気された。梅雨から夏場にかけての長雨・冷夏の影響を受けて売り上げが伸び悩んだことに加えて、消費税増税による個人消費の冷え込みや台風19号被害による影響などを考慮したという。

■ケーズホールディングス <8282>  1,209円  -23 円 (-1.9%)  本日終値
 ケーズホールディングス<8282>が続落。24日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が3910億円から3770億円(前年同期比9.1%増)へ、営業利益が245億円から224億円(同43.0%増)へ、純利益が186億円から167億円(同34.8%増)へ下振れて着地したようだと発表しており、これを嫌気した売りが出た。7月の天候不順の影響で季節商品が不調であったことに加えて、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の発生により商品の引き渡し及び設置が第3四半期以降にずれ込んだことが要因としている。

■マネーフォワード <3994>  3,925円  -35 円 (-0.9%)  本日終値
 マネーフォワード<3994>が3日続落。SMBC日興証券が24日付で投資評価「1」を継続しつつ、目標株価を5500円から5000円へ引き下げたことが弱材料視されたようだ。同証券では、金融サービスのプラットフォーマーとしてさまざまなサービスとの親和性や拡張性が高い点や、中小企業の生産性向上ニーズがクラウド会計市場を成長させるストーリーは不変と評価。その一方で、積極的なコスト投下により、22年11月期の営業利益予想を71億円から22億円へ引き下げている。

■サイバネットシステム <4312>  779円  +84 円 (+12.1%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 サイバネットシステム <4312> が高い。24日大引け後、19年12月期の連結経常利益を従来予想の16億円→20.9億円に30.0%上方修正。従来の4.5%減益予想から一転して24.1%増益見通しとなったことが買い材料視された。国内でCAEソリューションサービス事業、ITソリューション事業がともに好調に推移するなか、経費が想定を下回ることが利益を押し上げる。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の15.38円→20.06円(前期は16.52円)に大幅増額修正したことも好感された。

■パシフィックネット <3021>  1,151円  +123 円 (+12.0%)  本日終値
 パシフィックネット<3021>が大幅高で5日ぶりに反発。24日の取引終了後、子会社ケンネットのワイヤレスガイド無線機「イヤホンガイド」が、吉野ビジターズビューロー(奈良県吉野町)で採用されたと発表しており、これが好材料視された。同製品は、送信機と受信機からなる一方向の無線ガイドシステムで、通常では案内が難しい環境でも快適に内容を伝え聞くことができるのが特徴。今回、吉野ビジターズビューローが主催する人気ツアー「見聞悠学之旅」において、参加者とのコミュニケーション促進を目的に採用されたとしている。

■エイアンドティー <6722>  1,340円  +121 円 (+9.9%) 一時ストップ高   本日終値
 エイアンドティー <6722> [JQ]が一時ストップ高で5日続伸。24日大引け後に発表した19年12月期第3四半期累計(1-9月)の経常利益(非連結)が前年同期比9.9倍の7.5億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。臨床検査機器システムや消耗品を中心に自社製品の販売が大幅に増加したことが寄与。韓国や国内向け検体検査自動化システムの大型案件が増加したほか、臨床検査情報システムでは増税前の駆け込み需要や新製品販売による更新需要を取り込んだ。

●ストップ高銘柄
 中央化学 <7895>  514円  +80 円 (+18.4%) ストップ高   本日終値
 など、1銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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