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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):メガチップス、栄研化、Jディスプレ

メガチップス <日足> 「株探」多機能チャートより
■メガチップス <6875>  2,074円  +302 円 (+17.0%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 メガチップス<6875>が高い。同社はきょう、子会社のSiTime Corporation(米国カリフォルニア州)が、米ナスダック市場のグローバル・マーケットへの上場申請のための登録届け出書を米国証券取引委員会(SEC)に提出したと発表。これが株価を刺激したようだ。SiTime Corporationは、微小電気機械システム(MEMS)をベースとしたシリコンタイミングソリューションを提供している企業。既に15億個以上のデバイスを出荷している。

■栄研化学 <4549>  1,825円  +226 円 (+14.1%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 栄研化学 <4549> が急騰。23日大引け後、20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の20.7億円→31億円に49.8%上方修正。従来の20.4%減益予想から一転して19.2%増益を見込み、2期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。主力の便潜血検査用試薬を中心に海外向け販売が好調だったことが寄与。研究開発費約4億円の計上が下期にずれ込むことに加え、販管費の抑制も上振れに貢献した。なお、通期の経常利益は従来予想の36.5億円(前期は46.8億円)を据え置いた。

■メディシノバ・インク <4875>  953円  +80 円 (+9.2%)  本日終値
 23日に発表した「『MN-001』肝炎適応の国内特許承認」が買い材料。
 国内で「MN-001」のNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)とNAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)を適応とする特許が承認。

■ジャパンディスプレイ <6740>  63円  +4 円 (+6.8%)  本日終値
 ジャパンディスプレイ<6740>はマドを開けて大幅続伸。23日取引終了後、複数の取引先から、合わせて最大約400億円の支援が得られると発表しており、これが株価の刺激材料となっている。同社は財務超過となっている状況で足もとの事業環境改善と構造改革実施により、20年3月期第3四半期以降の黒字化を目指すとしている。

■オルガノ <6368>  5,740円  +300 円 (+5.5%)  本日終値
 オルガノ<6368>が後場急伸し、新値追いとなっている。同社はきょう午後2時頃に、20年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益見通しは従来の66億円から85億円(前期比29.6%増)に引き上げた。売上高予想も960億円から970億円(同5.1%増)に上方修正。水処理エンジニアリング事業におけるプラント部門の収益改善に加え、メンテナンスや設備の改造提案などを手掛けるソリューション部門、標準型機器・フイルターや各種水処理薬品などを含む機能商品事業も堅調に推移するとみている。また、あわせて今期の配当計画も修正した。中間配当及び期末配当をそれぞれ従来計画比8円増の47円とし、年間配当は従来計画比16円増の94円(前期実績は73円)になるとしている。

■近鉄エクスプレス <9375>  1,705円  +80 円 (+4.9%)  本日終値
 近鉄エクスプレス<9375>が続伸。23日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、営業利益が77億円から87億円(前年同期比1.8%減)へ、純利益が8億円から22億円(同56.1%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。売上高は2720億円(同6.6%減)の従来予想を据え置いたものの、日本及び東アジア・オセアニアの各セグメントで想定を上回る利益を計上する見込みとなったことに加えて、為替差益約5億円を計上したことなどが要因としている。

■シンフォニア <6507>  1,345円  +59 円 (+4.6%)  本日終値
 シンフォニアテクノロジー<6507>は後場急伸。同社がきょう13時40分に発表した20年3月期上期(4~9月)業績予想では、営業利益を2億円から2億4000万円(前年同期比86.8%増)へ、最終損益を2億円の赤字から3億1000万円の黒字(同91.6%減)へと上方修正。これを好感した買いが入っている。一部製品の納入が下期にずれ込んだことに伴う費用の減少が寄与した。

■横河ブHD <5911>  1,849円  +81 円 (+4.6%)  本日終値
 横河ブリッジホールディングス<5911>が4日続伸。23日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、営業利益が46億円から47億円(前年同期比6.4%減)へ、純利益が32億円から32億5000万円(同3.8%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。橋梁事業、エンジニアリング関連事業ともに計画に届かなかったことから、売上高は735億円から640億円(同6.5%減)へ下振れたものの、橋梁事業の損益改善が進んだことが全体の利益を押し上げたとしている。

■松屋フーズ <9887>  4,100円  +125 円 (+3.1%)  本日終値
 松屋フーズホールディングス <9887> が続急伸し、年初来高値を更新した。23日大引け後、20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の15億円→32.5億円に2.2倍上方修正。従来の5.7%減益予想から一転して2.0倍増益を見込み、一気に16期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。「創業ビーフカレー」「ビビン丼」「うな丼」「お肉どっさりグルメセット」などの売れ行きが好調だったことが収益押し上げの要因となった。なお、通期の経常利益は従来予想の43.5億円(前期は41.8億円)を据え置いた。

■コロナ <5909>  1,130円  +32 円 (+2.9%)  本日終値
 コロナ<5909>が3日ぶりに反発。23日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、営業利益が2億円から2億9000万円(前年同期比28.7%減)へ、純利益が2億円から3億円(同21.9%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。7月までの天候不順と市況動向の変化などにより、ルームエアコンの販売が伸び悩み、売上高は429億円から401億6000万円(同1.9%増)へ下振れたものの、銅・アルミなど非鉄金属の相場が下落傾向で推移したことや、予定していた経費の一部が下期にずれ込んだことなどが利益を押し上げたとしている。

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