【市況】東京株式(前引け)=前日比209円高と続伸、円安進行で2万1700円台回復
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
米中貿易協議の進展期待を背景に前日のNYダウが続伸した流れを引き継ぎ、東京市場も買いが先行する展開。33業種中、28業種が上昇しており、海運や小売り、証券セクターなどが買われている。為替は一時108円10銭台と前日夕方に比べ円安に振れたことも買い安心感を誘った。日経平均株価は今月2日以来となる2万1700円台に乗せており、後場の展開が注目されている。
個別では、前日に決算発表を行ったファーストリテイリング<9983>やセブン&アイ・ホールディングス<3382>が高い。為替の円安進行を受け、トヨタ自動車<7203>やソニー<6758>、村田製作所<6981>が値を上げている。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>やみずほフィナンシャルグループ<8411>など銀行株も堅調に推移している。半面、業績の下方修正を発表した安川電機<6506>が売られ、SMC<6273>も値を下げた。KDDI<9433>や花王<4452>も安い。ソフトバンクグループ<9984>や任天堂<7974>も軟調に推移している。
出所:MINKABU PRESS