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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):日本テレホン、SKIYAKI、エスユーエス

日本テレホン <日足> 「株探」多機能チャートより
■クラスターテクノロジー <4240>  401円  +80 円 (+24.9%) ストップ高   本日終値
 クラスターテクノロジー<4240>はストップ高。3Dプリンターのなかでも、細胞を使って臓器などの立体的な組織を作り出す「バイオ3Dプリンター」が実用化段階に入っている。バイオ3Dプリンターには、さまざまな形成方法があるが、インクジェットプリンター技術を応用したものもある。クラスターの超微細インクジェットヘッド「Pulseinjector」は、吐出時に熱を発生させないため細胞やタンパク質などの生体材料にも利用できることから、バイオ3Dプリンターなどへの応用が期待されており、これが今回の買いにつながったようだ。

■ミサワ <3169>  520円  +80 円 (+18.2%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 ミサワ <3169> がストップ高。12日大引け後に発表した20年1月期上期(2-7月)の連結経常利益が前年同期比2.5倍の5億円に急拡大し、従来予想の2.3億円を上回って着地したことが買い材料視された。家具・インテリアで新シリーズの販売が伸びたほか、従来の人気シリーズは在庫管理の適正化で欠品が減少した。円高による仕入れの採算改善に加え、ECサイトの広告宣伝費を抑制したことも利益拡大につながった。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の3.7億円→5.6億円に49.5%上方修正。増益率が5.3%増→57.4%増に拡大する見通しとなった。前日終値ベースの予想PERが13.4倍→8.9倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■アイビー化粧品 <4918>  1,057円  +150 円 (+16.5%) ストップ高   本日終値
 アイビー化粧品<4918>がストップ高。12日の取引終了後、黒ニンジンの搾汁液または粉末を含有する皮膚化粧料に関して特許を取得したと発表しており、これが好感された。今回取得した特許は、黒ニンジン搾汁液にはアントシアニジン類やカロテン類などが含有されており、その黒ニンジン搾汁液にチロシナーゼ活性阻害効果やチロシナーゼ生合成阻害効果、線維芽細胞活性化効果を有していることを見出したという。なお、20年3月期業績予想への影響はないとしている。

■日本テレホン <9425>  579円  +80 円 (+16.0%) ストップ高   本日終値
 日本テレホン<9425>がストップ高。同社は携帯電話の店舗販売を手掛け、中古携帯の販売も行っているが、足もとの業績は回復色を強めている。12日取引終了後に発表した19年5~7月期業績は1700万円の黒字化を果たし、上期計画の1200万円の黒字を超過した。これを手掛かり材料に短期資金が集結している。同社は6月に野村証券が同社株式を取得することを発表(議決権総数比率5.87%)したことでも話題となった。また、大株主に光通信<9435>が入っている銘柄としても注目されている。

■SKIYAKI <3995>  750円  +100 円 (+15.4%) ストップ高   本日終値
 SKIYAKI <3995> [東証M]がストップ高。12日大引け後に発表した20年1月期上期(2-7月)の連結経常利益が前年同期比30.4%増の9000万円に拡大して着地したことが買い材料視された。主力のファンクラブサービスの有料会員数が増加したうえ、昨年5月に子会社化したライブ制作会社の業績上積みも寄与し、38.6%の大幅増収を達成した。

■AmidAH <7671>  1,135円  +150 円 (+15.2%) ストップ高   本日終値
 AmidAホールディングス<7671>はストップ高。IT担当大臣として初入閣し、「日本の印章制度・文化を守る議員連盟(はんこ議連)」の会長も務める竹本直一氏が会見で、「印鑑とデジタル社会を対立するものととらえるのではない」と答え、決済のデジタル化と印鑑の両立が可能との考えを示したことから、「ハンコヤドットコム」を展開する同社に思惑的な買いが入ったようだ。

■ラ・アトレ <8885>  672円  +62 円 (+10.2%)  本日終値
 ラ・アトレ <8885> [JQG]が急騰。12日大引け後、19年12月期の連結経常利益を従来予想の11億円→11.5億円に4.5%上方修正。増益率が17.0%増→22.3%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。進捗遅れで大型プロジェクトの引き渡しが来期以降にずれ込み、売上高は計画を35.8%も下回るものの、新築不動産販売部門の利益が想定を大きく上回ることが全体の利益を押し上げる。併せて、期末一括配当を従来計画の17円→28円(前期は14円)に大幅増額修正したことも買いに拍車を掛けた。

■中央化学 <7895>  370円  +24 円 (+6.9%)  本日終値
 中央化学<7895>が急伸。樹脂製食品包装容器業界の先駆で、プラスチック容器の回収・リサイクル分野に積極的に取り組んでいる。生産体制の再編を進め、稼働率向上に向け合理化努力も進めている。世界的な環境意識の高まりを背景に、廃棄ロス削減のため食品の消費期限を延ばす新素材を使った高機能容器の育成を進め、今後に期待が大きい。ここ、底値圏で売り物をこなし株価が煮詰まっていた。

■エスユーエス <6554>  676円  +39 円 (+6.1%)  本日終値
 エスユーエス <6554> [東証M]が4日ぶりに反発。12日大引け後、従来無配としていた19年9月期の期末一括配当は上場来初配当となる7円を実施する方針としたことが買い材料視された。収益成長を背景に財務基盤の安定性が増してきたことを踏まえ、株主への利益還元を実施する。権利付き最終日の26日を前に、配当取りを狙う買いなどが向かった。

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