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【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (8月29日記)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 日経平均株価は、目先の価格が上昇するか否かにかかわらず、7月25日の高値2万1823円を超えることなく、10月頃まで下値を掘り下げる動きになる公算です。

 10月までの展開は、下値堅く推移して、9月後半から下げの流れへ入るか、目先、すぐに下降を開始するかのどちらかが考えられます。

 後者は、8月6日以降の動きが下降途中の中段保ち合いとなって、保ち合いを経過した後、一段安となる展開です。

 保ち合いは、ジグザグの5つの波で終了することが多いので、5波目となる8月26日以降の上げが保ち合いの終点をつける動きだと考えられます。

 現在が下降途中の中段保ち合いの場合、目先の価格が8月22日の高値2万0731円へ近づく動きにならず、本日、または明日の高値が調整の終点になる公算です。

 本日の価格が上昇して、2万0731円へ接近する動きがあらわれる場合、当面、下値堅い動きになる可能性があると見ておきます。


情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。


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