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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):新都HD、西芝電、手間いらず

新都HD <日足> 「株探」多機能チャートより
■新都ホールディングス <2776>  128円  +17 円 (+15.3%) 一時ストップ高   本日終値
 新都ホールディングス<2776>が後場急騰。午後1時50分ごろ、中国におけるアパレル業界の中核的企業の一つである広東省紡織品進出口(広東省広州市、以下「広東省紡社」)と業務提携に関する戦略的パートナーシップ協議書を締結すると発表しており、これが好感された。今回の提携は、両社の市場シェア拡大を図るのが狙い。今後、共同での商品開発や店舗の経営管理及び統一された明確なブランドイメージの確立、市場開拓や購買層拡大、新商品の共同開発及び販売促進などを目指すという。なお、双方の権利義務や責任は今後締結する契約書に定める予定としている。

■西芝電機 <6591>  148円  +17 円 (+13.0%)  本日終値
 西芝電機 <6591> [東証2]が急騰。26日大引け後、20年3月期の連結経常利益を従来予想の6.3億円→8.7億円に38.1%上方修正したことが買い材料視された。発電機の特定機種で発生した故障事例に対して計上していた品質対応費用の負担額が確定した。これに伴い、計上済みの品質対応費用と確定額の差額2.3億円を販管費へ戻入することが上振れの要因となる。

■手間いらず <2477>  4,550円  +465 円 (+11.4%)  本日終値
 手間いらず<2477>が急騰。ホテルや旅館向け宿泊予約サイトコントローラー「TEMAIRAZ」の販売を手掛けるが、訪日客の増勢が続くなか、インバウンド関連需要などの取り込みに期待がかかる。宿泊予約サイトコントローラーを導入する施設の増勢顕著で19年6月期営業利益は前の期比28%増の8億8300万円と好調、更に20年6月期は前期比32%増の11億6300万円と成長が加速する見通し。単価も上昇傾向にあることで利益の伸びが顕著となっている。

■大興電子通信 <8023>  665円  +67 円 (+11.2%)  本日終値
 大興電子通信<8023>が後場急伸。10月の消費増税とともに導入される軽減税率に対応するため小売店ではレジの買い替えやシステムの改修が必要となるが、この日のNHKニュースが「政府 レジ補助金の要件を緩和へ」と報じたことで、POSシステム「RetailFocus」シリーズを展開している同社に関心が向かったもよう。また、電子レジスターやPOSシステムを手掛けるTBグループ<6775>も一時動意づく場面があった。

■曙ブレーキ工業 <7238>  135円  +13 円 (+10.7%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 曙ブレーキ工業<7238>が商い急増のなか株価を急動意させている。低位株の強みで一時20%を超える上昇をみせた。同社は米国事業の低迷で経営難に陥り、事業再生ADRを申請して経営の立て直しを図っている。26日、元日電産常務執行役員の宮地康弘氏が9月27日付で社長兼CEOに就任することを発表、旧経営陣に代わり外部から経営トップを招いて経営再建を図ることで、これが手掛かり材料となって投機資金の流入を誘発した。

■バルクホールディングス <2467>  518円  +31 円 (+6.4%)  本日終値
 バルクホールディングス<2467>が急伸。同社はきょう、子会社の米ストラテジック・サイバー・ホールディングスがサイバーリーズン・ジャパン(東京都港区)とサイバーセキュリティー人材育成で協業すると発表。新たなサイバー攻撃対策のトレーニングメニューを共同で開発し、10月上旬から提供を開始するとしており、これが材料視されたようだ。

■アイリック <7325>  1,503円  +78 円 (+5.5%)  本日終値
 アイリックコーポレーション<7325>が3日ぶりに反発。この日の朝方、エヌ・ティ・ティ・イフ(東京都中央区)及び三井ダイレクト損害保険(東京都文京区)とAI-OCRを活用したインシュアテックサービスを共同開発することで合意したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回の3社の合意は、自動車保険の見積もりに必要な情報を、顧客のスマートフォンで撮影した保険証券の画像を活用して自動入力するサービスで、既に開発に着手しており、今年10月のサービス開始を予定しているという。ディープラーニングによる非定型OCRのため、国内のあらゆる保険会社の保険証券で見積が可能としており、国内全ての損害保険会社の保険証券に対応しているのは同サービスが業界初となるとしている。

■富士ソSB <6188>  378円  +17 円 (+4.7%)  本日終値
 富士ソフトサービスビューロ<6188>が大幅高に買われ、中段もみ合いを上放れつつある。コールセンター事業や業務プロセスを外部委託するBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)事業が好調に推移、これは企業の人手不足という構造的な問題が背景にあり、中期的に追い風が強い。19年4~6月期営業利益は前年同期比3.3倍の2億6800万円と大幅な伸びを達成。主要顧客である年金機構への競争参加資格が来年1月まで停止となっている関係で下期以降の業績については急速に伸び悩む見通しながら、これは4月9日以降の大幅な調整により株価面では織り込みが進んだ。信用買い残の整理も進捗しており、目先上値期待が膨らんでいる。

■コスモスイニシア <8844>  646円  +25 円 (+4.0%)  本日終値
 コスモスイニシア<8844>が大幅続伸、2月7日につけた年初来高値643円を6カ月半ぶりに抜き去り670円台まで上値を伸ばした。PERは依然として5倍台、PBR0.7倍台と割安感が際立つ。訪日外国人観光客のインバウンド需要を取り込む形で訪日客向けホテルなどの開発を強力に推し進め、将来的な業容拡大への期待が大きい。日銀による金融緩和に向けた動きが観測されるなか、低金利政策による収益環境への追い風も意識されている。

■アステリア <3853>  642円  +19 円 (+3.1%)  本日終値
 アステリア<3853>が3日ぶりに反発。26日の取引終了後、主力製品の「ASTERIA Warp(アステリア ワープ)」が、18年における国内EAI/ESB(企業データ連携)ソフト市場で13年連続シェアトップ(出荷数量ベース)を達成したと発表しており、これが好感された。民間調査会社のテクノ・システム・リサーチ(東京都千代田区)の調査によるもの。また、市場シェア率は2位以下の製品が有するシェアと2.5倍以上と、昨年よりもさらに開きが生じる結果となり、同分野の製品の中でより一層支持されていることの裏付けとなったとしている。

●ストップ高銘柄
 イノベーション <3970>  1,900円  +400 円 (+26.7%) ストップ高   本日終値
 太洋物産 <9941>  868円  +150 円 (+20.9%) ストップ高   本日終値
 ニックス <4243>  893円  +150 円 (+20.2%) ストップ高   本日終値
 以上、3銘柄

●ストップ安銘柄
 アンジェス <4563>  780円  -150 円 (-16.1%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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