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【材料】日本調剤---1Q大幅な増益、各セグメントが好調に推移

日本調剤 <日足> 「株探」多機能チャートより

日本調剤<3341>は7月31日、2020年3月期第1四半期(19年4-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.5%増の643.16億円、営業利益が同253.1%増の17.70億円、経常利益が同329.7%増の17.10億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が8.33億円(前年同期は0.40億円の利益)となった。

調剤薬局事業の売上高は前年同期比8.7%増の548.14億円、営業利益は同31.3%増の18.43億円となった。前年出店店舗及び当期の新規出店店舗を中心とした処方箋枚数の増加、並びに処方箋単価の上昇などが要因で増収となった。利益面については、好調な新卒採用に伴い費用負担が増加したものの、増収による増益効果で吸収した。なお、当第1四半期において7店舗を新規出店し、5店舗を閉店した結果、当第1四半期末時点での総店舗数は600店舗(物販店舗2店舗を含む)となった。

医薬品製造販売事業の売上高は前年同期比11.6%増の108.81億円、営業利益は7.98億円(前年同期は0.59億円の利益)となった。収益性を重視した販売戦略により、大幅な増益となった。なお、当第1四半期末での販売品目数は、6月に新製品8品目を発売したことなどにより679品目となり、着実に増強されつつある。

医療従事者派遣・紹介事業同事業の売上高は前年同期比11.8%増の35.97億円、営業利益は同62.4%増の6.51億円となった。薬剤師の派遣・紹介に加え、医師紹介の実績が大きく伸長した。利益面については、派遣事業に比べて収益性の高い紹介事業が薬剤師の分野で拡大したことに加え、医師の紹介事業拡大に向け実施してきた、営業拠点並びに営業人員増強などの先行投資が着実に効果をもたらした。

2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比9.3%増の2,685.99億円、営業利益が同7.4%増の72.31億円、経常利益が同16.3%増の70.69億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.1%増の40.20億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

 提供:フィスコ

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