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【材料】精工技研が5G基地局アンテナ計測用光電界センサを開発

精工技研 <日足> 「株探」多機能チャートより
 精工技研<6834>がこの日の取引終了後、三重大学工学部及び産業技術総合研究所物理計測標準研究部門と共同で、第5世代移動通信システム(5G)の基地局アンテナが発信する電波の強度と位相を高精度で計測する光電界センサの開発に成功したと発表した。なお、5Gに使用する周波数帯のなかでも28ギガヘルツ帯を測定することができる光電界センサは世界初となる。

 今回開発された光電界センサは、電波を受信するアンテナと、受信した電波を光信号に変調する電極を一体化させたアンテナ電極構造を採用。複数のアンテナ電極を光導波路に直列配置することで高感度化を実現したほか、複数のアンテナ電極を対称に配置することで、直交する2つの偏波成分を同時に測定できることも確認されており、測定の手間を大幅に削減することが期待できるという。なお、同社では19年度下期からエンジニアリングサンプルの販売を開始する予定で、世界の通信キャリアやアンテナメーカー、研究機関や大学などに販売するとしている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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