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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):モノタロウ、千代建、シャープ

モノタロウ <日足> 「株探」多機能チャートより
■MonotaRO <3064>  2,570円  +176 円 (+7.4%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 MonotaRO<3064>が続伸。同社は10日取引終了後に、5月度の売上高(速報値)が103億4500万円(前年同月比22.6%増)になったと発表。同月の新規顧客獲得数が6万7400アカウントと順調に積み上がっていることなどが寄与しており、買い安心感を誘うかたちとなったようだ。

■鳥居薬品 <4551>  2,460円  +166 円 (+7.2%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 SMBC日興証券は7日、10~12月期決算企業のTOPIX浮動株比率(FFW)見直しの予想を発表した。新たなFFWは7月5日に公表される予定で、同月30日の引けでリバランスに伴う売買インパクトが見込まれている。同証券では、FFWの見直しに伴い時価総額が500億円以上で平均売買代金に対して3日以上のインパクトが予想される銘柄として、買い側では鳥居薬品<4551>を挙げた。売り側では大和冷機工業<6459>、ユニオンツール<6278>、西本Wismettacホールディングス<9260>、静岡ガス<9543>などをインパクトの大きい銘柄として挙げている。

■FFRI <3692>  5,080円  +310 円 (+6.5%)  本日終値
 FFRI<3692>は6連騰と異彩高で連日の年初来高値更新。企業や官公庁のサイバー防衛に対する意識の高まりを受け、サイバーセキュリティー分野でソフト開発や人材派遣を手掛ける銘柄に物色の矛先が向いている。そのなか、ソフトを自社で開発し、独自のヒューリスティック技術による未知のウイルス検知で強みを持つ同社が株価を先駆させている。昨年11月にはNTTコミュニケーション、今年5月にはNEC<6701>やソースネクスト<4344>などと提携しており、展開力を増していることもポイントとなっている。

■ニホンフラッシュ <7820>  2,975円  +146 円 (+5.2%)  本日終値
 ニホンフラッシュ<7820>の上げ足が止まらない。きょうで4連騰となり、昨年6月中旬以来、1年ぶりの3000円大台乗せを達成。マンション向けを中心に住宅用内装ドアなどを手掛けている。オーダーメイドによる多品種少量生産を強みとし、中国市場で需要開拓を加速させている。中国ではマンションを販売する際に内装を施さない「スケルトン」から内装後に販売する「インフィル」へのシフトが進んでおり、同社の収益に追い風が強い。大手生保系アナリストも「米中摩擦問題などで中国の景気減速に対する警戒感は強いが、このインフィル・シフトの流れに陰りはみられない」としており、ファンド筋など継続的な実需買いの流入を指摘する声もある。

■千代田化工建設 <6366>  338円  +14 円 (+4.3%)  本日終値
 千代田化工建設<6366>は大幅高。株価は業績不安を背景に5月10日に253円の年初来安値をつけたが、その後は底値圏で売り物をこなし、5月下旬を境に急浮上に転じてきた。ここ低位株の一角が人気化しているが、共通項となっているのは取組妙味。同社株は5月31日申し込み現在で信用倍率0.92倍と売り買いがっぷり四つ、売り残は1000万株を超えている。日証金ベースでも大幅に売り長となっている。

■シャープ <6753>  1,069円  +35 円 (+3.4%)  本日終値
 シャープ<6753>が後場上げ幅を拡大。前引け後に、A種種類株式の全部取得と消却を発表しており、これを好材料視した買いが入った。同社では今年1月30日、発行済みのA種種類株式20万株のうち9万2000株を取得し消却しているが、残り10万8000株について、保有するみずほ銀行(東京都千代田区)及び三菱UFJ銀行(東京都千代田区)から約970億円で6月21日に取得する。また、取得したA種種類株式全てを同日付で消却すると発表しており、これにより、優先配当や金銭償還の負担解消が期待されている。

■国際石油開発帝石 <1605>  924.8円  +26.1 円 (+2.9%)  本日終値
 国際石油開発帝石<1605>や石油資源開発<1662>は続伸。サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は原油協調減産の延長を巡り、20カ国・地域(G20)関連会合に参加するため訪れる日本で、ロシアのノバク・エネルギー相と協議する考えを示したと10日に報じられている。この報道を受け、原油減産が継続することによって需給が引き締まるとの思惑から関連株に買いが流入したようだ。

■GAテクノ <3491>  3,485円  +95 円 (+2.8%)  本日終値
 GA technologies<3491>が3日ぶり反発。午前11時ごろ、子会社イタンジが、7月中旬から大東建託<1878>に賃貸住宅の入居申込書のWEB受付システム「申込受付くん」の提供を開始すると発表しており、業績への貢献が期待されている。「申込受付くん」は、賃貸住宅の入居申込書のWEB受付システム。今回、大東建託グループが入居申し込みを電子化することで、入居希望者はWEBフォームに申し込み情報を入力することで、店舗に来店することなく手続きを完了できるようになるほか、本人確認書類や収入証明書なども、スマートフォンなどで撮影し、WEBサイト上にアップロードするだけで手続きが可能となる。また、大東建託にとっても審査までの時間短縮と業務効率化につながることが期待されている。

■東京エレクトロン <8035>  15,975円  +380 円 (+2.4%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>、SCREENホールディングス<7735>など半導体製造装置関連が高い。前日の米国株市場ではアプライドマテリアルズやザイリンクス、マイクロンテクノロジーなどの半導体関連が物色人気を集め、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3日続伸で戻り足が鮮明、5月17日以来となる1400台を回復し75日移動平均線との下方カイ離もほぼ解消した。これを受けて東京市場でも半導体関連の一角に買い戻しの流れが継続した。

■スギホールディングス <7649>  5,110円  +115 円 (+2.3%)  本日終値
 スギホールディングス<7649>が3日続伸。10日取引終了後に発表された5月度既存店ベース売上高は、前年同月比で4.6%増と4月の同2.7%増から伸び率をさらに加速させていることが好感されたようだ。内訳として、スギ薬局事業は同5.2%増、食品や日用雑貨などを取り扱うジャパン事業が同1.1%増といずれもプラス圏に推移している。

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