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【市況】5日の中国本土市場概況:上海総合0.03%安で5日続落、医薬セクター急落

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

5日の中国本土市場は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比0.86ポイント(0.03%)安の2861.42ポイントと5日続落した。上海A株指数も下落し、0.93ポイント(0.03%)安の2997.05ポイントで取引を終えている。

米中貿易戦争の長期化・激化に対する警戒感が重し。中国当局は5日、独占禁止法に違反したとして、米フォードの中国合弁企業に罰金を科した。市場関係者の間では、「米政権が中国企業に圧力をかけたことに対する応酬ではないか」とする見方が流れている。指数は直近の下げが急ピッチだったこともあり、自律反発狙いの買いでプラス圏で推移していたものの、引けにかけて売りが優勢となった。

業種別では、薬品の下げが目立つ。天士力医薬集団(600535/SH)が8.6%安、上海復星医薬集団(600196/SH)が4.6%安とそろって続落した。中国財政部が4日、国家医療保障局と共同で製薬会社を対象とした会計調査を展開すると発表したことを引き続き売り材料視している。港湾・海運株も安い。食品・飲料株、自動車株、公益株の一角なども売られた。

半面、農業関連株は再び急伸。トウモロコシ加工の万向徳農(600371/SH)と種子卸売りの甘粛省敦煌種業(600354/SH)がそろってストップ高、種苗生産の農発種業(600313/SH)、が5.9%高、農機メーカーの第一トラクター(ファースト・トラクター:601038/SH)が2.6%高で引けた。内外で穀物の不作が意識されるなか、市況高の思惑が強まっている。貿易摩擦を背景に、中国は主要農産物の自給率を高める方針だ。このほか不動産、金融株、インフラ関連株の一角も値上がりしている。

一方、外貨建てB株は値上がり。上海B株指数が0.69ポイント(0.24%)高の282.47ポイント、深センB株指数が2.92ポイント(0.32%)高の921.64ポイントで終了した。

【亜州IR】

《FA》

 提供:フィスコ

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