【特集】決算マイナス・インパクト銘柄 … アインＨＤ、シナネンＨＤ、モロゾフ　(6月4日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の6月3日から4日の決算発表を経て5日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.3　不二電機 <6654>
　20年1月期第1四半期(2-4月)の経常利益(非連結)は前年同期比68.3％減の3800万円に大きく落ち込み、2-7月期(上期)計画の1億4200万円に対する進捗率は26.8％にとどまり、5年平均の45.2％も下回った。

▲No.4　モロゾフ <2217>
　20年1月期第1四半期(2-4月)の経常利益(非連結)は前年同期比15.6％減の8.6億円に減ったが、2-7月期(上期)計画の8.9億円に対する進捗率は97.5％となり、5年平均の95.1％とほぼ同水準だった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<9627> アインＨＤ 　　東１ 　 -12.32 　　6/ 4　本決算　　　 15.41
<4627> ナトコ 　　　　ＪＱ　　 -3.50 　　6/ 4　　上期　　　　8.33
<6654> 不二電機 　　　東１　　 -3.29 　　6/ 4　　　1Q　　　-68.33
<2217> モロゾフ 　　　東１　　 -2.44 　　6/ 4　　　1Q　　　-15.56
<8132> シナネンＨＤ 　東１　　 -2.11 　　6/ 4　本決算　　　 34.38

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした5日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。

株探ニュース