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【特集】GセブンHD Research Memo(1):業務スーパー、オートバックス事業をけん引役に過去最高業績の更新が続く


■要約

G-7ホールディングス<7508>は、「オートバックス」「業務スーパー」のフランチャイジーとして国内最多店舗数を運営する子会社を有する持株会社。1人当たり生産性、在庫回転率などを重視した店舗収益力に強みを持つ。アグリ事業や食品・外食事業、海外事業にも展開しており、M&Aも活用した成長戦略を推進中。

1. 2019年3月期の業績概要
2019年3月期の連結業績は、売上高で前期比2.2%増の122,502百万円、経常利益で同9.9%増の5,019百万円となり、4期連続で過去最高業績を更新した。「オートバックス」や「業務スーパー」事業がそろって増収増益となったほか、前期は損失を計上していた「バイクワールド」、「めぐみの郷」事業についても収益改善施策が奏効し黒字転換したこと、不採算だった海外事業の見直しを実施したことなどが寄与した。なお、グループの国内店舗数は前期末比6店舗減の394店舗となった(新規出店・移転リニューアル21店舗、退店27店舗)。

2. 2020年3月期の業績見通し
2020年3月期は売上高で前期比14.3%増の140,000百万円、経常利益で同9.6%増の5,500百万円を見込む。引き続き「オートバックス」「業務スーパー」を中心に堅実な成長を見込む。国内の新規出店は35店舗を計画しており、「業務スーパー」と精肉小売店の「テラバヤシ」で各11店舗、前期から開始した「いきなり!ステーキ」で5店舗、農産物直売所の「めぐみの郷」で3店舗、「オートバックス」で2店舗等となっている。新規出店費用や人件費の増加により利益率は若干低下するものの、各事業ともに増収増益となる見通しだ。

3. 中期経営計画
同社では中期経営計画として、最終年度の2021年3月期に売上高1,700億円、経常利益70億円を目指している。このうち300億円程度はM&Aの効果を見込んでおり、対象は既存事業やその周辺事業だけでなく、新規分野への展開も見据えて検討を進めている。中長期的に持続的な成長を実現するため、次代の経営を担う人材の育成に注力しているほか、人手不足問題に対応するため外国人労働者の採用やシニア層の活用などにも積極的に取り組んでいく方針となっている。

4. 株主還元策
業績が順調に拡大していることを受け、2020年3月期の1株当たり配当金は前期比8.0円増配の86.0円(配当性向31.1%)と5期連続の増配を予定している。配当性向の水準としては30%程度を目安としており、今後も収益成長が続けば増配が期待される。

■Key Points
・オートバックス・車関連事業と業務スーパー・こだわり食品事業が収益の2本柱
・2019年3月期は主力2事業がけん引し、4期連続で過去最高業績を更新
・2021年3月期に売上高1,700億円、経常利益70億円を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《MH》

 提供:フィスコ

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