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【通貨】外為サマリー:1ドル110円40銭台に伸び悩む、株高を意識した買いは一巡

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 22日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=110円49銭前後と前日午後5時時点に比べ30銭強のドル高・円安となっている。

 21日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=110円50銭前後と前日に比べ40銭強のドル高・円安で取引を終えた。この日、中国ファーウェイに対する米製品の禁輸措置に関して、米商務省が一部企業に90日間の猶予期間を与えると発表。NYダウが反発するなか、一時110円67銭と2週間ぶりの高値をつける場面があった。

 東京市場でも米中対立の激化懸念が和らいだことを背景したドル買い・円売りが先行し、午前8時30分過ぎには110円60銭近辺まで上昇した。ただ、反発して始まった日経平均株価が伸び悩むとドルを買い進む動きが弱まり、110円40銭台に押し戻された。なお、財務省が朝方発表した4月の貿易統計(通関ベース)速報値は、輸入額から輸出額を差し引いた貿易収支が604億円の黒字と3カ月連続の黒字だったが、中国向け輸出は前年同月比6.3%減となっている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1161ドル前後と同0.0006ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=123円28銭前後と同40銭強のユーロ高・円安で推移している。


出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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