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【材料】テックファームHD---3Qは2ケタ増収・大幅増益、ソフトウエア受託開発事業が引き続き好調に推移

テックファム <日足> 「株探」多機能チャートより

テックファームホールディングス<3625>は14日、2019年6月期第3四半期(18年7月-19年3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比16.2%増の47.63億円、営業利益が同64.2%増の4.63億円、経常利益が同61.9%増の4.58億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同416.1%増の6.00億円となった。

ソフトウエア受託開発事業の売上高は前年同期比21.8%増の38.71億円、セグメント利益は同57.7%増の11.01億円となった。既存顧客の開発・運用保守案件が順調に推移し、注力分野のAI、IoT関連では付加価値の高い案件の受注も拡大した。また、提案力の強化及びマーケティング戦略を中心とした取り組みが効果を発揮し、上流工程案件の獲得増加にも繋がった。

自動車アフターマーケット事業の売上高は前年同期比2.9%減の9.47億円、セグメント損失は1.88億円(前年同期は0.47億円の損失)となった。自動車整備業者・鈑金業者向けシステム販売は、主力の整備システムにおいて計画どおり推移した。しかし、大規模顧客向けの部品商システムにおいて不具合が発生し、追加改修を実施した影響により、利益率が高い部品商システム及びガラス商システムの販売が滞り、利益を押し下げた。現在は改修の目途はたっている。一方、第1四半期期間より、顧客の利便性の向上とプラットフォームビジネスの展開を目的として、整備システムのリニューアル及びクラウド化に向けた開発に着手している。

2019年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比3.1%増の60.00億円、営業利益が同9.5%減の5.00億円、経常利益が同11.3%減の4.90億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同166.1%増の6.20億円とする4月16日公表の業績予想を据え置いている。

《SF》

 提供:フィスコ

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