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【市況】明日の株式相場見通し=買い手掛かり材料難で横ばい弱含み推移に

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(9日)の東京株式市場は、買い手掛かり材料難のなか、小口の売りで値を消す銘柄が目立ち、日経平均株価は横ばい弱含み推移となりそうだ。きょう取引時間中に、日経平均は3月4日につけた取引時間中の高値2万1860円39銭を上回り、一時2万1900円55銭まで買い進まれ、取引時間中の年初来高値を更新したことで、短期的な目標達成感からの利益確定売りも想定される。

 市場関係者からは「きょうの東京株式市場は、前週末の欧米株高や外国為替市場での円安進行などを好感した買いが先行して朝方は買い優勢のスタートとなったものの、日経平均が取引時間中の年初来高値を更新したことで、戻り待ちの売りが出て反落に転じた。象徴的だったのは、寄り付き高くはじまった東京エレクトロン<8035>が売りに押されて値を消す展開となったこと。また、東証1部の売買代金は1兆8847憶円と2兆円を大きく下回り極端な薄商いとなった」との見方が出ていた。

 週明け8日の東京株式市場は、朝方に高く始まるも、前週の反動もあって利益確定の売り圧力が上値を押さえる形となった。日経平均は寄り付きに2万1900円をつけたが、結果的にそこがきょうの高値となった。日経平均株価終値は、前週末比45円85銭安の2万1761円65銭と4日ぶり反落した。

 日程面では、衆院大阪12区、沖縄3区補選が告示(21日投開票)に注目。海外では、イスラエル総選挙、EU・中国首脳会談、米・エジプト首脳会談が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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