市場ニュース

戻る
 

【材料】オンワードが買い気配、今期経常は10%増益へ、自社株取得も発表

オンワード <日足> 「株探」多機能チャートより
 オンワードホールディングス <8016> が買い気配でスタート。5日大引け後に発表した19年2月期の連結経常利益は前の期比12.9%減の51.6億円になったが、従来予想の41.5億円を上回って着地。続く20年2月期は前期比10.4%増の57億円に伸びる見通しとなったことが買い材料視された。

 前期は欧州における一部生産事業の契約内容変更や不採算店舗撤退費用の計上などで海外事業の赤字が拡大したことが響いた。今期はオンワード樫山を中心に基幹事業の収益率向上を図るほか、アジア事業の拡大に注力し、2期ぶりの増益転換を目指す。

 併せて、発行済み株式数(自社株を除く)の2.17%にあたる300万株(金額で21億円)を上限に自社株買いを実施すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いも向かった。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均