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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):GMOクラウ、リコー、SUMCO

GMOクラウ <日足> 「株探」多機能チャートより
■GMOクラウド <3788>  4,190円  +95 円 (+2.3%)  本日終値
 GMOクラウド<3788>が4日ぶりに反発。同社は3日、自社提供している「GMO電子契約サービスAgree」が、日本通運<9062>子会社のワンビシアーカイブズに電子契約サービスのプラットフォームとして採用されたことを明らかにした。「GMO電子契約サービスAgree」は、電子契約の締結から管理までをワンストップで行うことができるクラウド型の電子契約サービス。印紙税や郵送費の削減、契約締結にかかる手間の軽減、時間の大幅な短縮により、契約や受発注などの署名業務の効率化を実現することが可能だという。

■リコー <7752>  1,187円  +22 円 (+1.9%)  本日終値
 リコー<7752>が3日ぶりに反発し年初来高値を更新した。同社はきょう、画像AIソリューションのコンサルティング及び開発・提供を行うRidge-i(東京都千代田区)と資本・業務提携することで合意したことを明らかにした。両社は、リコーの強みである光学技術とRidge-iが持つ画像AI技術を組み合わせ、製品外観検査の省力化や自動化を支援するデジタルソリューションを共同で提供・開発するとしている。

■ドトル日レス <3087>  2,124円  +39 円 (+1.9%)  本日終値
 ドトール・日レスホールディングス<3087>は3日ぶりに反発。同社は3日、ドトールコーヒーショップ及びドトールグループの一部店舗で11日から乳製品を使った商品を10~20円値上げすることを公表した。乳製品メーカーの価格改定を転化する形になる。値上げ幅はカフェ・ラテ(Sサイズ)とロイヤルミルクティー(同)がそれぞれ20円、ココア(同)が10円の値上げを予定している。この日は、値上げによる採算改善期待が買い手掛かり材料となった。

■SUMCO <3436>  1,409円  +23 円 (+1.7%)  本日終値
 半導体シリコンウエハー大手のSUMCO<3436>や、半導体製造装置大手の東京エレクトロン<8035>がいずれも4日続伸するなど、半導体関連株への買いが目立つ。米国株市場では世界景気の減速懸念が足もと後退していることや、直近では台湾のTSMCがスマートフォン・アンドロイドの新機種に使われる半導体の生産を加速していると伝わったことなどが追い風となり、半導体関連株の上昇が目立っている。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は過去最高値を更新、年初来の上昇率も30%近くに達しており、これを受けて東京市場でも相対的に出遅れる半導体関連株に物色の矛先が向いている。

■ベクトル <6058>  1,411円  +19 円 (+1.4%)  本日終値
 ベクトル<6058>が続伸。同社は3日、タクシー後部座席IoTサイネージサービス「THE TOKYO TAXI VISION GROWTH」(グロース)の提供を開始したと発表。サービスを提供するのは、都内タクシー会社5社(グリーンキャブ、国際自動車、寿交通、大和自動車交通、チェッカーキャブ)とソニー<6758>及びソニーペイメントサービスの合弁会社である「みんなのタクシー」と提携している車両。タクシー会社5社が保有する車両は現在、都内最大規模の1万台を超えている。

■幸楽苑ホールディングス <7554>  2,605円  +32 円 (+1.2%)  本日終値
 幸楽苑ホールディングス<7554>が3日ぶりに反発。3日の取引終了後に発表した3月度の売上速報で、直営店既存店売上高が前年同月比10.1%増と6カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。「ゆず塩野菜らーめん」や「かつお・煮干しだしの和風らーめん」などの期間限定商品や、テレビCMなどの販促施策が奏功したという。

■日本電産 <6594>  14,970円  +130 円 (+0.9%)  本日終値
 日本電産<6594>は4連騰で連日の新高値。中国向け自動車モーターなどの受注急減速が嫌気され、昨年12月に株価は雪崩を打つような下げをみせたが、年明けから底入れ反転、時価はその急落前の水準を回復している。直近は、中国の3月製造業PMIなどの景気指標が改善色をみせ、中国経済に対する過度な不安が後退した。米中貿易協議については近く合意に至るとの観測が海外大手メディアを通じて伝わっており、これも同社をはじめとする中国関連株にはポジティブな思惑として株価を押し上げている。

■クミアイ化学工業 <4996>  837円  +4 円 (+0.5%)  本日終値
 クミアイ化学工業<4996>が5日続伸で連日の年初来高値更新と気を吐いている。全農系の農薬専業メーカーで業績は好調。主力製品である大型畑作用除草剤の「アクシーブ」が北米やオーストラリア向けを中心に海外で伸びており、19年10月期第1四半期(18年11月~19年1月)は営業利益段階で前年同期比2.4倍の21億2700万円と好調。通期61億円(前期比9.3%増)は増額される可能性が高いとみられている。

■ワールド <3612>  2,106円  -86 円 (-3.9%)  本日終値
 ワールド<3612>は反落。同社は3日取引終了後、3月月次売上概況を発表した。既存店売上高が前年同月比0.3%減となり、2月の同1.0%増からマイナスに転じたことを嫌気したようだ。3月Eコマースの売上高は同6.1%増とプラスを維持するものの、2月の同28.4%増から減速しており、国内小売売上も同0.6%減となった。3月は休日数が前年同月比で1日多かったにもかかわらず、週末に寒い日が多く、これも春物の売れ行きに影響した。19年3月期国内小売売上高累計値は0.4%減と前年割れとなっている。

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