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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):窪田製薬HD、日立、第一生命HD

窪田製薬HD <日足> 「株探」多機能チャートより
■窪田製薬HD <4596>  893円  +150 円 (+20.2%) ストップ高   本日終値
 窪田製薬ホールディングス<4596>が連日のストップ高に買われ昨年来高値を更新した。米航空宇宙局(NASA)と共同開発契約を締結し、宇宙飛行中の宇宙飛行士の網膜の状態を調べる小型光干渉断層計(OCT)を開発することを好感している。同OCTは宇宙飛行士がよくかかる眼疾患の早期発見に用いるもの。

■プロトコーポレーション <4298>  1,855円  +202 円 (+12.2%)  本日終値
 18日、東証がプロトコーポレーション <4298> [JQ]を25日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料視された。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■東亜建設工業 <1885>  1,617円  +117 円 (+7.8%)  本日終値  東証1部 上昇率2位
 東亜建設工業 <1885> が続伸。18日大引け後、19年3月期の連結最終利益を従来予想の20億円→26億円に30.0%上方修正。増益率が14.3%増→48.6%増に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。保有する投資有価証券の売却に伴い、売却益が発生することなどが最終利益を押し上げる。業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の20円→30円(前期は20円)に大幅増額修正したことも支援材料となった。

■日立製作所 <6501>  3,575円  +144 円 (+4.2%)  本日終値
 日立製作所<6501>が商いを伴い大幅高。市場では「同社株に米国のマクロ系ファンドによるリバランスの買いが入っている」(国内証券マーケットアナリスト)と指摘されている。ここにきて、大口資金のリバランスの売り買いが観測され、内需外需を問わず大型株が上下にボラティリティを高める傾向にある。同社株については、IoT関連事業の利益率を高める方向で積極的な取り組みをみせており、「IoT関連の中核企業としての位置づけ」(国内ファンド関係者)で継続的な買いも流入しているようだ。

■カナデン <8081>  1,221円  +23 円 (+1.9%)  本日終値
 カナデン<8081>が続伸。18日の取引終了後に自社株の消却を発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回発表の自社株の消却は171万株(消却前発行済み株数の5.64%)で、消却予定日は3月25日。なお、消却後の発行済株数は2860万株となる予定だ。

■三井住友建設 <1821>  751円  +13 円 (+1.8%)  本日終値
 三井住友建設<1821>が続伸。同社は18日、ミャンマーでバゴー橋建設工事を受注したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。このプロジェクトは、ヤンゴン中心部とティラワ経済特別区を含むタンリン地区間を隔てるバゴー川に、日本政府開発援助(ODA)によって橋梁を整備するもの。請負金額はJV(共同企業体)全体で約280億円となっている。

■第一生命HD <8750>  1,640.5円  +21 円 (+1.3%)  本日終値
 第一生命ホールディングス<8750>、東京海上ホールディングス<8766>など保険セクターに買いが集まった。前日の米国株市場では大手金融株が買われ、全体相場上昇を後押ししており、東京市場でも配当利回りが高く、株価の出遅れ感も強いメガバンクや保険株などにリターンリバーサル狙いの買いが流入している。きょうは海外マクロ系ファンドのリバランスの動きが広範囲にわたり、小売や電力ガスなどの内需株が冴えないが、そのなかで保険セクターは突出して買われ、33業種中で値上がり率首位となった。

■シーイーシー <9692>  2,405円  +25 円 (+1.1%)  本日終値
 シーイーシー<9692>は強含む動き。同社はきょう、CSP<9740>とセキュリティー分野での協業を開始したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。この協業では、CSPの警備・防犯分野で培った“リアルセキュリティー”と、シーイーシーの豊富な“サイバーセキュリティー”を連携し、両社協力体制のもと、それぞれの顧客にサービスを提供することを目的としている。

■スタンレー電気 <6923>  3,030円  +31 円 (+1.0%)  本日終値
 スタンレー電気<6923>が3日続伸。18日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回発表の自社株買いでは、上限を80万株(発行済み株数の0.49%)、または20億円としており、取得期間は4月1日から4月11日まで。株主への利益還元と企業環境の変化に対応した機動的な資本政策などの遂行を可能とするのが目的としている。

■三菱UFJ <8306>  574.8円  +3.7 円 (+0.7%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが頑強な展開。前日の米国株市場ではゴールドマン・サックスやバンク・オブ・アメリカなど大手金融株に買いが集まり全体相場を支えた。米10年債利回りは前週末に終値ベースで2.6%台を割り込んだが、週明け18日は反発して再び2.6%台を回復。運用利ザヤ縮小に対する懸念がひとまず後退している。東京市場でもメガバンクは株価出遅れが顕著で、高配当利回りを背景とした期末駆け込みの配当権利取り狙いの買いも含め、水準訂正高の動きをみせている。

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