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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):オンコリス、積水ハウス、オリエンタルランド

オンコリス <日足> 「株探」多機能チャートより
■オンコリス <4588>  3,000円  +500 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値
 オンコリスバイオファーマ<4588>が3連騰、商いを大きく膨らませてストップ高の3000円大台目前まで買われる集中人気となった。3000円大台は14年2月以来約5年ぶり。創薬ベンチャーで腫瘍溶解ウイルス技術に特化したがん治療薬や重症感染症治療薬の開発に傾注している。18年12月期は営業損益段階で12億4700万円の赤字と厳しいが、食道がんやメラノーマ、肝細胞がんなどで臨床試験を走らせている腫瘍溶解ウイルス「テロメライシン」に期待が大きい。テロメライシンは国内外のメガファーマとの間でライセンス契約締結に向けた積極的な活動を進めている状況で、同社の将来性に着目した買いを呼び込む形となっている。また、米メルクのがん免疫治療剤「キイトルーダ」との併用療法に関する臨床(フェーズ1)のデータ結果に対する思惑も株高を後押ししている。

■日経Dインバ <1357>  1,239円  +48 円 (+4.0%)  本日終値
 NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信<1357>が4日続伸、1200円台を回復するとともに25日移動平均線とのマイナスカイ離を解消し底入れの動きを強めている。同銘柄は日経平均株価の値動きと反対の方向に連動するETFで、値動きは日経平均のマイナス2倍になるように設定されている。日経平均が上値を追う場面では下落し、逆に下値を探る場面では上昇する。目先、全体相場がリスクオフの色を強めるなかで上値指向を強めてきた。売買高も急増傾向にあり、個人投資家など短期筋の参戦が活発化していることを反映している。

■積水ハウス <1928>  1,709円  +24 円 (+1.4%)  本日終値
 積水ハウス <1928> が続伸。7日大引け後に発表した19年1月期の連結経常利益は前の期比4.2%減の1951億円で着地。続く20年1月期は前期比6.6%増の2080億円に伸び、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は前期にホテルや賃貸住宅の売却益が発生した都市再開発事業が反動減となるものの、戸建て住宅や賃貸住宅の回復に加え、国際事業の収益改善などで吸収し、増収増益を確保する。併せて、今期の年間配当は前期比2円増の81円に増配する方針としたことも支援材料となった。

■オリエンタルランド <4661>  12,505円  +90 円 (+0.7%)  本日終値
 オリエンタルランド<4661>が4日続伸、全般相場がリスクオフに大きく傾くなかも売り物を吸収し1万2500円まで買われた。昨年8月8日につけた上場来高値1万2470円を上回り7カ月ぶり最高値圏に浮上した。世界景気減速に対する懸念から輸出株は逆風が強いが、内需の好業績株の一角として根強く買いが入っている。東京ディズニーリゾートなどテーマパーク事業が好調で開業35周年記念イベントによる集客効果も収益に反映されている。19年3月期営業利益は前期比3%増の1134億7000万円を見込んでいるが上振れ余地を内包。目先的には春休みを控え、家族連れなどの入園者が増えることへの期待もある。

■川崎汽船 <9107>  1,370円  -198 円 (-12.6%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 川崎汽船<9107>が急落。19年3月期の最終損益について従来予想の200億円の赤字見通しから、1000億円の赤字予想に大幅に下方修正、これを嫌気する売りが集中した。海運市況の悪化が背景にあるが、これにツレ安する形で日本郵船<9101>や商船三井<9104>も続落歩調を余儀なくされた。

■日経レバ <1570>  17,400円  -720 円 (-4.0%)  本日終値
 NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>は4日続落。同銘柄は日経平均株価に連動し変動率は基本的に2倍の値動きに設定されたETF。全般相場はリスク回避の動きが強まり、日経平均の下げが加速している状況にある。中国だけでなく欧米や日本など世界的な景気減速への警戒感が強まるなか、主力株を中心に買い手控えムードが拭えない。日経レバもきょうの安値まで4営業日で1000円以上の下落となっているが、押し目買い意欲は限定的で、個人投資家が信用買いのポジションを落とす動きが強まっている。

■東京エレクトロン <8035>  14,410円  -545 円 (-3.6%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>など半導体関連株の下げが目立つ。世界景気の減速懸念が浮き彫りとなりつつあるなか、前日の米国株市場ではインテルやエヌビディアなどが株価水準を切り下げ、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3日続落で25日移動平均線を下回ってきた。東京市場でもこの流れが波及、同関連セクターは目先下値リスクが意識される展開となった。

■あおぞら銀行 <8304>  3,095円  -110 円 (-3.4%)  本日終値
 あおぞら銀行<8304>は3日続落。SMBC日興証券は7日付で、同社に対する投資判断を「1」から「2」へ引き下げた。目標株価も3700円から3200円へ見直した。SMBC日興証券では同社に対して、「減益でも配当維持」と予想してきたが、四半期ベースでの配当を行っている同社は第3四半期に前年同期比での減配を実施したことから、今期および20年3月期の減配の可能性が高まったと判断。「減益かつ減配」に予想を変更した。株価はこれを織り込む形で下落しているが、上値余地は乏しいと判断した。同証券では19年3月期の配当は160円(会社予想は184円)、20年3月期は140円と予想している。

■任天堂 <7974>  29,665円  -815 円 (-2.7%)  本日終値
 任天堂<7974>が下落。3万円大台を割り込んだ。米国株安でリスクを取りにくくなった機関投資家のポジション調整の売りに加え、足もと1ドル=111円20銭近辺まで円高が進んでいることも逆風として意識されている。京都銀行<8369>などによる株式売却に際する売り出し価格は2万9488円で時価はその水準を意識した売買が交錯している。

■三菱UFJ <8306>  559.5円  -12.9 円 (-2.3%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、第一生命ホールディングス<8750>がいずれも軟調、メガバンクや大手生保に売り圧力が強まっている。中国だけでなく欧米や日本など世界景気の減速懸念が足もとにわかに高まってきた。実体経済の減速は、銀行など金融機関にとって収益機会の低下につながる。米長期金利も低下基調を強めており、米10年債利回りは前日時点で2.64%まで低下、米国事業を展開する大手銀行や生保にとって運用利ザヤ縮小に対する思惑も株価の重荷となっている。

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