【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ガーラ、共同PR、ショーケース
ガーラ <日足> 「株探」多機能チャートより
ガーラ<4777>がストップ高。26日の取引終了後、韓国子会社ガーラ・ラボ社が開発したスマートフォンゲームアプリ「Rappelz Mobile(ラペルズ・モバイル)」の韓国・中国・台湾でのサービス提供に関して、韓国エンターメイト社とライセンス契約を締結したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。「Rappelz Mobile」は、ガーラ・ラボ社が開発したパソコン向けオンラインゲーム「Rappelz Online」を題材に、スマートフォン及びタブレット向けに開発された、本格的MMORPGアプリ。クリーチャーテイミングや育成はもちろん美麗な3Dグラフィックやカスタマイズ可能なキャラクター、さまざまなスキル、各種コミュニティー機能などを楽しむことができるのが特徴としている。
■共同ピーアール <2436> 1,691円 +300 円 (+21.6%) ストップ高 本日終値
共同ピーアール<2436>は急反発。26日の取引終了後、データ分析サービスを提供するキーウォーカー(東京都港区)と資本・業務提携契約を締結したと発表したことが好感された。今回の提携は、キーウォーカーのデータソリューションを共同PRの顧客へ提供することにより、顧客の有効なPR活動の戦略立案・実施に貢献するのが狙い。また、業務提携によるシナジーを最大限に発揮するため、共同PRはキーウォーカーが実施する第三者割当増資を引き受け、1000株(議決権割合の4.1%)を取得するとしている。なお、19年12月期業績への影響は軽微としている。
■ショーケース <3909> 891円 +150 円 (+20.2%) ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率トップ
ショーケース・ティービー<3909>がストップ高。26日の取引終了後、グーグル社が今年1月23日に運用を開始した「Googleしごと検索」に最適化する、構造化データスクリプトを書き出せるツール「Showcase しごとアシスト」を開発し提供開始すると発表しており、これを好感した買いが入った。同サービスは、機械学習や独自のアルゴリズムを利用し、ネットワークから導き出した情報により提供されるグーグル社の「Googleしごと検索(Google for Jobs)」に対応した構造化データスクリプトを書き出せるサービス。難解な構造化データの作成方法などを学習することなく、また、専門知識やスキルも必要なく、簡単にグーグルのしごと検索アルゴリズムに最適化された構造化データを出力することができるとしており、求人情報作成の省力化に貢献するとしている。なお、同サービスについては現在、特許出願中という。
■ウチダエスコ <4699> 1,763円 +174 円 (+11.0%) 一時ストップ高 本日終値
ウチダエスコ <4699> [JQ] が急騰。26日大引け後に発表した19年7月期上期(18年8月-19年1月)の連結経常利益が前年同期比15.4%増の3.4億円に伸びて着地したことが買い材料視された。新たな直販ルートの開拓でOAサプライやIT関連機器の販売が増加したことが寄与。メーカーリペアサービスが減少したものの、採算が改善したICTサービス事業も増益に貢献した。第1四半期(8-10月)は14.5%減益だっただけに累計で増益に転換したことが好感されたようだ。
■santec <6777> 1,971円 +178 円 (+9.9%) 本日終値
santec<6777>の上げ足が止まらない。同社は光通信用デバイスのほか光測定器やOCT(光干渉断層計)などを製造している。IoT時代をインフラ面から支える次世代通信規格「5G」が株式市場でも投資テーマとして注目されているが、同社は海外を中心に同分野向けに光モニターを納入、北米通信設備メーカー向けが会社側の想定を上回る好調で全体収益を押し上げている。19年3月期業績は営業利益段階で従来予想の6億6000万円から8億円(前期比20%増)に増額修正、市場では来期以降も2ケタ利益成長が続くとの見方が強い。株価は昨年1月29日に1732円の高値を形成、遡って17年10月にも1760円の高値をつけており、このダブルトップを前日に上抜いたことで、上昇加速局面に入っている。時価は2001年9月以来約17年半ぶりの高値水準で実質青空圏に突入した。
■電算システム <3630> 2,758円 +222 円 (+8.8%) 本日終値 東証1部 上昇率6位
電算システム<3630>が大幅反発し上場来高値を更新。26日の取引終了後、コンビニエンスストア収納代行サービスで、楽天銀行(東京都世田谷区)が提供する「楽天銀行コンビニ支払サービス(アプリで払込票支払)」の取り扱いを開始したと発表しており、これを好感した買いが入った。「楽天銀行コンビニ支払サービス(アプリで払込票支払)」は、楽天銀行の個人普通預金口座保有者が、アプリで払込票のバーコードを読み込み、口座からリアルタイムで引き落としすることで、商品・サービスの代金や公共料金の支払いが完了する決済サービス。サービス利用者には、支払い金額に関わらず1件ごとに楽天スーパーポイントが10ポイント付与される。今回の取り扱い開始により、電算システムのコンビニ収納代行サービスを利用している一般企業や公共団体は、同サービスを「特約」として追加するだけで従来の運用フローを変えることなく、新たな決済手段を導入することができようになり、利便性向上が期待されている。
■リリカラ <9827> 251円 +19 円 (+8.2%) 本日終値
リリカラ<9827>が大幅続伸。26日の取引終了後、定款の一部を変更すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。事業目的に「不動産の売買、仲介、斡旋、賃貸、管理およびコンサルティング」を追加する。スペースソリューション事業におけるさまざまな顧客ニーズに対応するため、これらの事業への参画を予定しているためで、3月28日開催予定の定時株主総会に付議するとしている。
■橋本総業HD <7570> 1,574円 +103 円 (+7.0%) 本日終値 東証1部 上昇率10位
26日、橋本総業ホールディングス <7570> が3月31日現在の株主を対象に1→1.1の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の11分の10に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。
■nms <2162> 502円 +32 円 (+6.8%) 本日終値
nmsホールディングス<2162>が活況高の様相を呈し500円台乗せ。売買高も、前日と前々日の2日間合計で330万株を超えるなど急増している。電機や精密機械などの製造受託サービス(EMS事業)や人材派遣事業を展開している。4月から施行される「改正出入国管理法」に絡み、人材サービス関連各社も新たな戦略を打ち出す局面にある。同社は19年3月期営業利益を5億2000万円(前期比59.8%減)に大幅に下方修正したが、外国人実習生の管理受託業務などに関連する先行投資の影響が大きく20年3月期以降は投資回収期に移行する。新中期3カ年経営計画として22年3月期に売上高1000億円、営業利益40億円を掲げており、収益成長に対する期待が大きい。
■ミライアル <4238> 1,219円 +73 円 (+6.4%) 本日終値
ミライアル <4238> が高い。26日大引け後、19年1月期の連結経常利益を従来予想の13.5億円→16億円に18.5%上方修正。従来の5.2%減益予想から一転して12.4%増益見通しとなったことが買い材料視された。半導体やウエハー需要の拡大を背景に、シリコンウエハー出荷容器や工程内容器の販売が想定より伸びたことが寄与。業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の20円→30円(前の期は30円)に大幅増額修正したことも支援材料となった。前日終値ベースの予想PERが10.8倍→8.2倍に低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。
●ストップ高銘柄
メディアフラッグ <6067> 2,508円 +500 円 (+24.9%) ストップ高 本日終値
霞ヶ関キャピタル <3498> 3,765円 +700 円 (+22.8%) ストップ高 本日終値
窪田製薬HD <4596> 459円 +80 円 (+21.1%) ストップ高 本日終値
エンビプロ <5698> 925円 +150 円 (+19.4%) ストップ高 本日終値
リボミック <4591> 714円 +100 円 (+16.3%) ストップ高 本日終値
など、11銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース