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【材料】城南進学研究社---3Q売上高53.34億円、映像授業部門がグループの成長牽引に大きく貢献

城南進研 <日足> 「株探」多機能チャートより

城南進学研究社<4720>は5日、2019年3月期第3四半期(18年4-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.1%減の53.34億円、営業損失が0.23億円(前年同期は4.12億円の利益)、経常利益が同99.4%減の0.02億円、親会社株主に帰属する四半期純損失が0.24億円(同3.00億円の利益)となった。

教育事業の売上高は前年同期比2.6%減の50.70億円となった。予備校部門は、教育制度改革に向けた様々な取り組みや時代に即した商品提供を実施することで、一定の生徒数を確保した。個別指導部門は、直営教室・フランチャイズ教室において、不採算教室の整理を促進し各教室の質的な向上を図り、1教室あたりの売上が上昇した。また、直営教室において規模の拡大を含めた施設の見直しや設備の最適化など、移転リニューアルも行った。さらに、AI教材とプロ講師を掛け合わせた新たな形態の「城南予備校DUO」を新たに複数開校した。映像授業部門は、高まる映像授業のニーズをとらえ映像授業専門教室「河合塾マナビス」の売上が上昇しており、2018年11月にさらに1校舎新規開校し全19校となった。今後も新規開校を予定しており、グループの成長牽引に大きく貢献している。児童教育部門の乳幼児育脳教室「くぼたのうけん」は、幼児教育への関心に応え、2018年11月に1教室開校し全7教室となった。教室運営の他、くぼた式育脳法のノウハウを外部民間教育機関へ提供することで、売上を伸ばした。

スポーツ事業の売上高は前年同期比6.8%増の2.64億円となった。子会社の久ケ原スポーツクラブでは、ほぼ定員に迫る会員数を維持しつつ、学童保育やトレーニングシステムの利用が増加しており、売上高が増加した。

2019年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.9%減の69.61億円、営業損失が3.93億円、経常損失が3.61億円、親会社株主に帰属する当期純損失が3.70億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

 提供:フィスコ

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