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【市況】ソフトバンクG急騰もセンチメントは好転せず/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 20736.89 (-137.17)
TOPIX  : 1567.17 (-14.96)

[後場の投資戦略]

 前日の米国市場では、CEOがサイクルの底に言及したことが伝わったマイクロチップ・テクノロジーが大幅上昇をみせ、米半導体SOX指数が6営業日続伸となった流れから、東京市場でも東京エレクトロン<8035>やスクリン<7735>などといったソフトバンクG<9984>以外にも半導体関連銘柄が堅調な動きをみせている。一方で、月次売上の弱さや日銀による225ETF(上場投資信託)のウェイト縮小の見方も完全には払拭されていないファーストリテ<9983>などといった銘柄の弱い動きが目立つなか、日経平均の21000円を前にした上値は依然として重い印象である。この節目の水準を前にした海外短期筋による先物売りも観測されており、本日は一段と手がけ辛さが意識されているようだ。

 足元の企業決算では、前日のトヨタ自動車<7203>のように下方修正をした銘柄に対するアク抜けの市場反応も出にくくなっているほか、日本企業の業績に対する警戒感は改めて根強いとの見方が先行している。トランプ大統領による一般教書演説といったイベントを通過したものの、動意に乏しい相場展開が続いており、目先の物色対象としても好業績を発表した企業など一部の銘柄に限られよう。(雲宮 祥士)
《AK》

 提供:フィスコ

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