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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):HOYA、第一三共、チェンジ

HOYA <日足> 「株探」多機能チャートより
■HOYA <7741>  6,665円  +367 円 (+5.8%)  本日終値
 HOYA<7741>は後場一段高。同社はきょう午前11時に、19年3月期第3四半期累計(18年4~12月)の連結決算を発表。売上収益は4243億3400万円(前年同期比6.2%増)、税引き前利益は1133億円(同15.5%増)となったことが好感されたようだ。主力のライフケア事業では、メガネレンズやコンタクトレンズといったヘルスケア関連製品の販売が伸長したほか、医療用内視鏡や白内障用眼内レンズなどのメディカル製品も堅調。情報・通信事業では、半導体用マスクブランクスや液晶用フォトマスクが好調だった。あわせて19年3月期通期の連結業績予想も発表し、売上収益は5640億円(前期比5.3%増)、税引き前利益は1470億円(同18.3%増)を見込む。これにより、第3四半期累計の税引き前利益の通期計画に対する進捗率は77.1%となる。

■第一三共 <4568>  3,985円  +218 円 (+5.8%)  本日終値
 第一三共<4568>は大幅続伸。1月31日の後場、4~12月の連結営業利益は前年同期比4.1%増の970億8200万円となったことを発表。減益のコンセンサスに反し増益となりポジティブサプライズだった。主力品の経口抗凝固剤「エドキサバン(日本名:リクシアナ)」が国内で売上高シェアが第一位となり、海外においても順調に拡大した。さらに、米国における経費削減効果に加え、有形資産売却益を計上したことが増益につながったようだ。なお、19年3月期業績予想は前期比2.3%増の営業利益780億円と従来見通しを据え置いた。足もとの営業利益はすでに通期見通しを上回っているため、上方修正は必至とみられている。

■エイジス <4659>  3,330円  +175 円 (+5.6%)  本日終値
 31日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が24%増益で着地・10-12月期も53%増益」が好感された。
 エイジス <4659> [JQ] が1月31日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比24.2%増の22億円に伸び、通期計画の36.5億円に対する進捗率は5年平均の40.4%を上回る60.4%に達した。
  ⇒⇒エイジスの詳しい業績推移表を見る

■イエローハット <9882>  2,706円  +142 円 (+5.5%)  本日終値
 31日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が5%増益で着地・10-12月期も9%増益」が好感された。
 イエローハット <9882> が1月31日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比5.1%増の90.6億円に伸び、通期計画の106億円に対する進捗率は84.9%に達し、5年平均の77.2%も上回った。
  ⇒⇒イエローハットの詳しい業績推移表を見る

■日立物流 <9086>  3,200円  +165 円 (+5.4%)  本日終値
 31日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)税引き前が9%増益で着地・10-12月期も34%増益」が好感された。
 日立物流 <9086> が1月31日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比9.5%増の268億円に伸び、通期計画の336億円に対する進捗率は80.0%に達し、4年平均の77.2%も上回った。
  ⇒⇒日立物流の詳しい業績推移表を見る

■新光商事 <8141>  1,769円  +87 円 (+5.2%)  本日終値
 31日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常は36%減益も対通期進捗は過去平均を超過」が好感された。
 新光商事 <8141> が1月31日大引け後(15:30)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比36.0%減の19億円に落ち込んだが、通期計画の23億円に対する進捗率は83.0%に達し、5年平均の76.6%も上回った。
  ⇒⇒新光商事の詳しい業績推移表を見る

■オートバックスセブン <9832>  1,915円  +94 円 (+5.2%)  本日終値
 31日に発表した「3.39%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の3.39%にあたる280万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月1日から6月20日まで。

■チェンジ <3962>  4,325円  +160 円 (+3.8%)  本日終値
 チェンジ<3962>が続伸。1月31日の取引終了後、ヒアラブルデバイス(イヤホンに類似したマイク一体型のスマートデバイス)を活用し、ハンズフリーで業務アプリケーションの音声操作が可能な音声UI(ユーザインターフェイス)サービスの提供を開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。同サービスは、従来のタッチUIでは画面上で操作していた情報の入力・出力をヒアラブルデバイスを用いて音声で実現することで、ハンズフリー・スクリーンフリー操作を実現し、現場のさらなる生産性向上を目指すというもの。ヒアラブルを通じてAIアシスタントや音声ボットを活用することで、業務アプリケーションのプッシュ通知の自動読み上げや音声による記録・操作が可能なサービスを提供するとしている。

■アドバンテスト <6857>  2,479円  +6 円 (+0.2%)  本日終値
 アドバンテスト<6857>は続伸。岩井コスモ証券は1月31日付で、同社の投資判断「A」、目標株価3200円をそれぞれ継続した。同30日に発表した4~12月期営業利益は前年同期比5.1倍の544億6600万円となり、19年3月期の連結業績予想は営業利益を530億円から630億円(前年比2.6倍)へ上方修正された。これを受け、同証券は「向かい風の半導体製造装置業界の中で業績の底堅さが際立つ」とコメントしている。また、半導体の高速・高機能化で同社のテスターの優位性が高まるとの見方を示している。

■アイビーシー <3920>  1,311円  +300 円 (+29.7%) ストップ高   本日終値
 アイビーシー<3920>がストップ高。1日付の日本経済新聞が「総務省はあらゆるモノがネットにつながる『IoT』の普及を踏まえ、端末機器に不正アクセスを防ぐ機能を設けることを義務付ける」と報じたことで、IoTセキュリティー基盤サービス「kusabi」などを提供している同社への関心が高まっているようだ。「kusabi」のコンセプトは、IoTデバイスに最適な情報セキュリティーの3要素であるCIAを提供すること。「完全性(Integrity)」と「可用性(Availability)」を兼ね備えたブロックチェーン技術を電子証明サービスに応用して、IoTデバイスごとに「機密性(Confidentiality)」の高い仕組みをソフトウェア層で実現している。

●ストップ高銘柄
 セプテニHD <4293>  245円  +50 円 (+25.6%) ストップ高   本日終値
 デサント <8114>  2,771円  +500 円 (+22.0%) ストップ高   本日終値
 夢の街創造委員会 <2484>  1,758円  +300 円 (+20.6%) ストップ高   本日終値
 JIEC <4291>  2,346円  +400 円 (+20.6%) ストップ高   本日終値
 など、10銘柄

●ストップ安銘柄
 サンバイオ <4592>  5,710円  -1,500 円 (-20.8%) ストップ安   本日終値
 メガチップス <6875>  2,312円  -500 円 (-17.8%) ストップ安   本日終値
 以上、2銘柄

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