【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):LINE、ニチイ学館、小林製薬
LINE <日足> 「株探」多機能チャートより
ニチイ学館<9792>がストップ高。1月31日の取引終了後、教育事業の構造改革を発表し、COCO塾ジュニアの本部校およびサテライト教室の全教室と、Gaba LS(旧COCO塾教室)の一部を閉鎖するとしており、これによる業績改善への期待から買いが入った。閉鎖するのは、「COCO塾ジュニア」の本部校全72教室およびサテライト教室の全101教室と、Gaba LSのCOCO塾ジュニア内併設LS72校のうち51校で、3月31日付で実施する。なお、教室閉鎖にかかる費用などは現在精査中で、19年3月期業績予想の修正が必要な場合は速やかに開示するとしている。
■アイチコーポレーション <6345> 686円 +87 円 (+14.5%) 本日終値 東証1部 上昇率5位
31日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は38%増益」が好感された。
アイチコーポレーション <6345> が1月31日大引け後(15:40)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比16.2%減の46.2億円に減り、通期計画の62億円に対する進捗率は74.6%にとどまったものの、5年平均の68.3%を上回った。
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■小林製薬 <4967> 7,900円 +1,000 円 (+14.5%) ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率6位
小林製薬<4967>がストップ高。同社は1月31日取引終了後に、130万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.64%)、80億円を上限とする自社株取得枠を設定(取得期間はきょうから8月末まで)したと発表。また、18年12月期の期末配当を従来計画比5円増額の35円とし、年間配当は中間配の31円とあわせた66円とするほか、19年12月期の年間配当を前期比2円増配の68円にするとしており、積極的な株主還元姿勢が評価されているもよう。加えて、18年12月期通期の連結決算は、売上高が1674億7900万円(前の期比6.8%増)、営業利益は262億8900万円(同14.7%増)で着地。19年12月期通期の連結業績は、売上高1730億円(前期比3.3%増)、営業利益273億円(同3.8%増)としていることも買い安心感につながったようだ。
■セリア <2782> 3,810円 +460 円 (+13.7%) 本日終値
31日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は6%増益」が好感された。
セリア <2782> [JQ] が1月31日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比1.0%増の130億円となり、通期計画の170億円に対する進捗率は76.8%となり、5年平均の76.3%とほぼ同水準だった。
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■クイック <4318> 1,586円 +190 円 (+13.6%) 本日終値 東証1部 上昇率10位
クイック <4318>が急騰。1月31日に発表した19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比16.2%増の23億円に伸びて着地したことが買い材料視された。主力の人材サービスで建設や看護師の人材紹介が伸びたほか、医療関連や保育士の人材派遣も好調だったことが寄与。求人広告のリクルーティング事業や情報出版事業の収益拡大も大幅増益に貢献した。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の25.3億円→27.9億円に10.4%上方修正。増益率が10.0%増→21.5%増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。併せて、今期の年間配当を従来計画の38円→40円(前期は35円)に増額修正したことも支援材料となった。
■JVCケンウッド <6632> 287円 +32 円 (+12.6%) 本日終値
JVCケンウッド<6632>が大幅続伸。同社は1月31日取引終了後に、19年3月期第3四半期累計(18年4~12月)の連結決算を発表。営業利益は63億5900万円(前年同期比35.0%増)となり、通期計画71億円に対する進捗率は89.6%に達した。売上収益は2266億8100万円(同4.5%増)で着地。主力のオートモーティブ分野が「彩速ナビ」やドライブレコーダーの好調な販売を背景に増収増益となったほか、メディアサービス分野でAVアクセサリーの販売が堅調だったことなどが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
■プロネクサス <7893> 1,109円 +119 円 (+12.0%) 本日終値
31日に発表した「3.25%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。
発行済み株式数(自社株を除く)の3.25%にあたる90万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月1日から6月28日まで。
■LINE <3938> 4,195円 +410 円 (+10.8%) 本日終値
LINE<3938>が急伸し3日ぶりに反発。この日の寄り前、任天堂<7974>と、ゲームアプリ事業で協業することで合意したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回発表の協業は、LINEがこれまでに培ってきた「LINE」の大規模なユーザーベース及びリアルソーシャルグラフと、任天堂の世界に誇るブランドと半世紀以上にわたり多くのエンターテインメントを世に送り出してきた知見やノウハウなどの両社の強みを生かし、共同でゲームアプリを開発・運営するのが狙い。協業の第1弾として、19年初夏に「Dr.Mario」をベースにした新たなアクションパズルゲーム「Dr.Mario World(ドクターマリオ ワールド)」を日本や米国など約60の国と地域で配信するとしている。なお、同社は1月31日の取引終了後、18年12月期連結決算を発表しており、売上高2071億8200万円(前期比24.0%増)、営業利益161億1000万円(同35.8%減)、最終損益37億1800万円の赤字(前期80億7800万円の黒字)だった。19年12月期業績予想は非開示としている。
■太平洋工業 <7250> 1,696円 +161 円 (+10.5%) 本日終値
31日に決算を発表。「今期経常を3%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。
太平洋工業 <7250> が1月31日大引け後(15:30)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比7.7%増の77.9億円に伸びた。併せて、通期の同利益を従来予想の105億円→108億円(前期は94.8億円)に2.9%上方修正し、増益率が10.7%増→13.9%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。
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■SCSK <9719> 4,785円 +390 円 (+8.9%) 本日終値
SCSK<9719>が4連騰。1月31日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高を3450億円から3530億円(前期比4.9%増)へ、営業利益を370億円から390億円(同12.7%増)へ、純利益を250億円から265億円(同18.4%減)へ上方修正したことが好感された。顧客企業のIT投資需要が想定を上回って堅調に推移していることに加えて、足もとの受注動向などを勘案したという。なお、第3四半期累計(18年4~12月)決算は、売上高2559億1700万円(前年同期比4.5%増)、営業利益264億9600万円(同22.9%増)、純利益177億6500万円(同30.3%減)だった。同時に、グループ戦略における意思決定のフレキシビリティや迅速化を図るため、上場連結子会社であるベリサーブ<3724>とJIEC<4291>の2社を完全子会社化することを目的にTOBを実施する発表した。
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