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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):郵船、ラクス、トヨタ

郵船 <日足> 「株探」多機能チャートより
■日本郵船 <9101>  1,834円  +25 円 (+1.4%)  本日終値
 日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など大手をはじめ海運株が軒並み上昇。米中貿易摩擦への懸念が後退し、中国の先行き経済鈍化への警戒感も緩和されている。また、足もと為替が円安方向に振れていることは運賃ドル建て決済の海運セクターには追い風。前週末にバルチック海運指数が堅調だったことや、川崎汽が20年3月期に4期ぶりの復配を検討すると報じられたことなども買いの足場となっているもよう。

■ラクス <3923>  1,850円  +13 円 (+0.7%)  本日終値
 ラクス<3923>が5日続伸。前週末18日の取引終了後に発表した12月度の月次全社売上高が前年同月比35.7%増と高成長を維持していることが好感された。IT人材事業は営業日数が少なかった影響で同11.7%増にとどまったものの、成長の牽引役である「楽楽清算」(クラウドのみ)が同61.8%増となったことが貢献した。

■トヨタ自動車 <7203>  6,817円  +19 円 (+0.3%)  本日終値
 トヨタ自動車<7203>が売買代金上位で上値追い。外国為替市場ではリスクオンの流れに乗って1ドル=109円台後半に円安が進行、これを受けて為替感応度の高い同社株など自動車セクターにフォローの風となっている。また、同社はパナソニック<6752>と連携してEV向け2次電池開発に注力しているが、20日付けの日本経済新聞が「トヨタ自動車とパナソニックは2020年に共同で、電気自動車(EV)用など車載電池の新会社をつくる」と報じたことも株価を改めて刺激する格好となった。

■IBJ <6071>  873円  +1 円 (+0.1%)  本日終値
 IBJ<6071>が反発。婚活サイトや直営の結婚相談所などを運営しているが、改元に伴う特需期待を背景に株価は年初から一貫して上昇トレンドを形成している。同社は株主に対する利益還元を重要な経営課題の一つとして取り組んでいるが、18日取引終了後、未定だった前期配当を前の期と同額の9円とすることを発表しており、これも買い安心感につながった。

■アニコムHD <8715>  3,465円  -315 円 (-8.3%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 アニコム ホールディングス<8715>が急落。18日の取引終了後に発表した12月度の月次経営パラメーターで、新規契約件数が1万2302件(前年同月比2.3%減)とマイナスに転じたことが嫌気された。なお、保有契約件数は74万1641件(前月比0.5%増)と順調に積み上がっており、正味収入保険料も29億9100万円(前年同月比11.1%増)となっている。

■Genky <9267>  2,955円  -260 円 (-8.1%)  本日終値  東証1部 下落率4位
 Genky DrugStores<9267>は大幅反落。同社は18日取引終了後、19年6月期通期の連結業績予想の下方修正を発表した。売上高を1100億円から1050億円(前期比10.7%増)へ、営業利益を50億円から43億円(同4.2%増)へ、最終利益を35億円から31億5000万円(同1.0%増)へそれぞれ減額した。第2四半期連結累計期間の業績については、依然として厳しい競争環境に加え、消費者の節約志向は想定以上に根強く、売上高は当初予想を下回る見込みとなった。利益面では、売上高減少に加え、正社員・パート従業員の待遇改善による人件費の増加などにより、営業利益、経常利益、最終利益とも当初予想を下回る見込み。第3四半期以降の業績についても、第2四半期までの状況が続くものと想定し、通期の業績予想を下方修正した。

■ヨシックス <3221>  2,915円  -135 円 (-4.4%)  本日終値
 ヨシックス<3221>が続落。18日の取引終了後に発表した12月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比1.5%減となり、3カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。同社は、寿司居酒屋「や台ずし」や均一低価格居酒屋「ニパチ」などを展開する居酒屋チェーンで、12月末時点で310店舗を展開している。なお、全店売上高は同11.1%増だった。

■荏原実業 <6328>  2,150円  +358 円 (+20.0%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 荏原実業<6328>がストップ高。西日本新聞が19日、「肥料の原料として世界中で生産されている水素と窒素の化合物『アンモニア』の新しい合成法を、九州工業大大学院生命体工学研究科(北九州市若松区)の春山哲也教授(54)が開発した」と報じており、春山教授と共同で「Radical Vapor Reactor」を開発している同社に思惑的な買いが入った。記事によると、春山教授が開発した新たな合成法は、水と空気だけを材料にする簡易的な方法で、化石燃料を使用する従来の製造法に比べて、大幅なコスト低減が見込まれるという。また、現在は実用化に向けて、実証プラントの建設を計画中としている。

■ナガオカ <6239>  917円  +150 円 (+19.6%) ストップ高   本日終値
 石油プラント内部装置大手のナガオカ <6239> [JQ]が連日ストップ高。17日大引け後、スクリーン・インターナルの大口受注を獲得したと発表しており、これを好材料視する買いが続いた。プラスチックの原料であるプロピレンの需要増加が見込まれており、世界各地でプロピレン・プラントに対する設備投資意欲が高まっている。今回、欧州で新設のプロピレン・プラントの建設計画があり、プロセス・ライセンスを保有する米UOP社の認証メーカーとしてスクリーン・インターナルを長年製造供給してきた実績が評価された。受注金額は約14億4700万円。契約納期は20年11月で、来20年6月期から製造に着手する予定だ。

■アクトコール <6064>  654円  +100 円 (+18.1%) ストップ高   本日終値
 アクトコール <6064> [東証M]がストップ高。18日大引け後に発表した18年11月期の連結経常利益は前の期比15.1%増の3.1億円に伸び、減益予想から一転して増益で着地。続く19年11月期も前期比37.8%増の4.3億円に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。今期は前期に不動産開発や赤字だった飲食事業など不採算部門から撤退したことで、採算が大きく改善する。近年の多角経営方針の見直しを行い、住生活関連総合アウトソーシング事業、不動産総合ソリューション事業、決済ソリューション事業といった主力事業の拡大に注力していく。

■ワタベウェディング <4696>  702円  +100 円 (+16.6%) ストップ高   本日終値
 ワタベウェディング<4696>がストップ高。今年に入って、政府は新天皇即位に伴う新元号を即位1カ月前の4月1日に公表することを表明、これを境にブライダル関連に物色の矛先が向いている。同社は海外挙式で強みを持つ総合ウエディングの大手で株価は出遅れていたが、「目先は玉移動など株式需給面の思惑も取り沙汰」(国内中堅証券)され、売り圧力が限定的とみた短期資金の流入で一気に人気化した。

●ストップ高銘柄
 トラストHD <3286>  520円  +80 円 (+18.2%) ストップ高   本日終値
 ベストワンドットコム <6577>  6,650円  +1,000 円 (+17.7%) ストップ高   本日終値
 ジェイホールディングス <2721>  557円  +80 円 (+16.8%) ストップ高   本日終値
 など、9銘柄

●ストップ安銘柄
 ETFSパラ <1675>  11,410円  +220 円 (+2.0%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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