【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:夢の街創造、ホギメデ、資生堂
夢の街創造 <日足> 「株探」多機能チャートより
夢の街創造委員会 <2484> [JQ]が急騰。16日大引け後、株主優待制度の拡充と自社株買いの実施を発表しており、株主還元の拡充を好感する買いが向かった。株主優待制度では優待品を現行のVisaギフトカードからTポイントに変更し、実施回数を年1回→年2回に増やす。新制度では継続保有期間に応じて年間6000円分~8000円分のTポイントを贈呈する。現行のVisaギフトカードの金額は3000円~5000円相当。また、発行済み株式数(自社株を除く)の0.5%にあたる20万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は1月17日から1月31日まで。
■ホギメディカル <3593> 3,595円 +385 円 (+12.0%) 11:30現在 東証1部 上昇率2位
ホギメディカル <3593> が急反発。16日大引け後、19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益が前年同期比22.5%増の56.2億円に拡大して着地したことが買い材料視された。朝日インテック <7747> 株式を売却したことに伴い、売却益約40億円が発生したことが最終利益を押し上げた。通期計画の37.1億円をすでに5.2%上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。なお、成長を見込んでいた「オペラマスター」と「プレミアムキット」といった手術キットの販売が伸び悩んだうえ、販売促進に必要な見本費や人件費、試験研究費が増加したことが響き、経常利益は6.4%の減益だった。
■北越コーポレーション <3865> 602円 +62 円 (+11.5%) 11:30現在 東証1部 上昇率3位
北越コーポレーション<3865>が急反騰。SMBC日興証券は16日、同社株の投資評価を「2」から「1」へ引き上げた。目標株価は670円から710円に見直した。19年3月期の業績は中国の古紙需給の急変に伴う原燃料価格高騰などで低調だが、20年3月期は中国事業の収益改善や洋紙の値上げにより収益のV字回復を予想している。同証券では、19年3月期の連結営業利益は会社計画と同水準の95億円(前期比16.8%減)とみているが、20年3月期は145億円(今期予想比52.6%増)と大幅増益を見込んでいる。
■チェンジ <3962> 4,280円 +345 円 (+8.8%) 11:30現在 東証1部 上昇率8位
チェンジ<3962>が続伸、前日に終値で400円近い上昇をみせたが、きょうも改めて買いを呼び込んだ。16日取引終了後、同社の出資先である識学(東京都品川区)が東証マザーズ市場への新規上場を承認されたことを発表。これがポジティブ材料として株高に寄与している。識学は人の意識構造に着目した独自の理論をベースに、組織マネジメント理論「識学」を使ったコンサルティングを企業経営者などに提供、これによりクライアント企業の組織改革や生産性向上の支援ビジネスを展開する。上場日は2月22日を予定している。
■ベルーナ <9997> 1,033円 +42 円 (+4.2%) 11:30現在
ベルーナ <9997> が続伸。16日に発表した12月の月次売上高が前年同月比21.4%増に拡大しており、これを好材料視する買いが向かった。月次ベースの前年比プラスは3ヵ月連続となった。昨年6月に買収したさが美グループホールディングスの業績上積みが売上高を押し上げた。また、アパレル店舗と和装店舗がともに前年を上回ったほか、主力の総合通販も5.1%増と好調だった。そのほか、グランベルホテルの売り上げが増加したその他事業に加え、ソリューション事業とファイナンス事業も大幅増収を達成した。
■三谷セキサン <5273> 2,655円 +80 円 (+3.1%) 11:30現在
16日、三谷セキサン <5273> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.48%にあたる12万株(金額で3億2000万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は1月17日から5月13日まで。
■フィックスターズ <3687> 1,306円 +29 円 (+2.3%) 11:30現在
フィックスターズ<3687>が4日続伸と上値追い態勢を強めている。半導体高集積化を競う基本コンセプトである「01」の世界から離れ、量子力学的な重ね合わせにより並列コンピューティングを実現させるという量子コンピューターの研究が世界的に進んでいる。国内でも大手電機メーカーや通信メガキャリアなどで開発に取り組んでいるが、フィックスターズは世界初の量子コンピューター商用化に成功したカナダのDウェーブ社と業務提携して導入支援ビジネスを展開しており、マーケットの注目が高まっている。業績も主力とするシステム高速化が好調で、来9月期以降に業績成長トレンドが再び加速する公算が大きい。
■資生堂 <4911> 6,200円 +118 円 (+1.9%) 11:30現在
資生堂<4911>、ポーラ・オルビスホールディングス<4927>、ファンケル<4921>、コーセー<4922>など化粧品関連株が揃って堅調な値動き。前日発表された昨年12月の訪日外国人観光客は前年同月比4.4%増と堅調だった。また、昨年1年間を通して訪日外客が日本国内で使った金額は4兆5064億円と過去最高を更新している。国別では中国の消費額が大きく、化粧品関連などはその影響がポジティブに売り上げに反映されており、足もとはこれを好感する買いが優勢となっている。
■三谷商事 <8066> 5,390円 +90 円 (+1.7%) 11:30現在
16日、三谷商事 <8066> [東証2]が発行済み株式数(自社株を除く)の0.10%にあたる3万株(金額で1億7000万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は1月17日から3月22日まで。
■JCRファーマ <4552> 5,940円 +70 円 (+1.2%) 11:30現在
JCRファーマ<4552>の上値追い加速、きょうで9日続伸と異彩を放っている。一時6000円大台を回復し、12月3日につけた戻り高値6010円も上回った。ホルモン製剤を主力に業績は好調、遺伝子組み換え天然型ヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト」の販売数量が伸びて収益に貢献している。また、間葉系幹細胞を使った細胞医薬品として注目された「テムセル」も好調で、19年3月期は7期連続の増収増益見通しで営業利益は前期比13.4%増を見込んでいる。テムセルの好調は他の再生医療関連株見直しの動きにもつながっている。
■三菱UFJ <8306> 571.5円 +5.6 円 (+1.0%) 11:30現在
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが強い動きで全体指数上昇に貢献している。米国では日本に先駆けて決算発表期に突入、前日は大手金融の決算でゴールドマン・サックスが市場コンセンサスを上回る内容だったことから、同社株は9.5%を超える急騰をみせ、NYダウを押し上げた。この流れが東京市場にも波及しており、ここ戻り歩調にあった三菱UFJをはじめとする銀行セクターに追い風となっている。
■ブロンコビリー <3091> 2,598円 -235 円 (-8.3%) 11:30現在 東証1部 下落率2位
ステーキ店をチェーン展開するブロンコビリー <3091> が急反落。16日大引け後に発表した18年12月期の経常利益(非連結)は前の期比6.1%増の26.6億円に伸びたものの、従来予想の30億円を大きく下回って着地したことが嫌気された。売上高が計画に届かなかったうえ、販管費が想定を上回ったことも利益を圧迫した。同時に発表した19年12月期の経常利益は前期比4.9%増の28億円に伸びる見通しとなった。今期は10店舗の新規出店を計画するほか、客単価の上昇を見込む。
■リファインバース <6531> 1,731円 +344 円 (+24.8%) 11:30現在
リファインバース <6531> [東証M]が4連騰。昨日まで3日連続でストップ高に買われ、値幅制限の上限が600円となったこの日は前日比470円高の1857円で寄り付いた。10日大引け後に、従来のナイロン再生事業に加え、自動車用エアバッグの製造工程で発生する基布端材のリサイクル事業を開始すると発表しており、これを好感した買いが続いている。同社はカーペットタイルから生成されるナイロンの再生ナイロン製品の量産化を進めていたが、カーペット以外のナイロン製廃棄物の再生が可能な技術へと適用範囲の拡大を図っていた。今回、自動車エアバッグや漁網など大量に排出されるナイロン製廃棄物のリサイクルを量産化技術を開発し、事業化を進めることになった。
●ストップ高銘柄
クボテック <7709> 350円 +80 円 (+29.6%) ストップ高 11:30現在
ヒーハイスト精工 <6433> 355円 +80 円 (+29.1%) ストップ高 11:30現在
エコモット <3987> 1,987円 +400 円 (+25.2%) ストップ高 11:30現在
ミダック <6564> 2,730円 +500 円 (+22.4%) ストップ高 11:30現在
京写 <6837> 463円 +80 円 (+20.9%) ストップ高買い気配 11:30現在
など、8銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース