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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 エヌリンクス、SHIFT、トーセイ (10日大引け後 発表分)

エヌリンクス <日足> 「株探」多機能チャートより

 10日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 エヌリンクス <6578> [JQ]  ★3-11月期経常は通期計画を超過、初配当と株式分割も発表
 ◆19年2月期第3四半期累計(3-11月)の経常利益(非連結)は前年同期比60.3%増の3億4300万円に拡大して着地。NHKの契約・収納代行を主力とする営業代行事業、不動産情報サイトやゲーム攻略サイトを運営するメディア事業がともに好調で、30.7%の大幅増収を達成したことが寄与。
  通期計画の3億3800万円をすでに1.5%上回っており、業績上振れが期待される。業績好調に伴い、従来無配としていた期末一括配当は初配当12円を実施する方針とした。
  同時に、2月末現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表。

 ジンズ <3046>   ★9-11月期(1Q)経常は2.1倍増益で着地
 ◆19年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の9億円に急拡大して着地。国内アイウエア専門店を13店舗出店したことに加え、既存店売上高が前年実績を上回ったことが寄与。イタリア著名建築家などとのコラボレーション商品の販売が好調だった。広告宣伝費を抑制したことも増益に貢献した。

 SHIFT <3697> [東証M]  ★上期経常を69%上方修正
 ◆19年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比21.2%増の3.2億円に伸びて着地。注力業界である金融向けを中心にソフトウエアテストの受注が拡大したことが寄与。高付加価値サービスの増加などで受注単価が上昇したことも大幅増益に貢献した。
  業績好調に伴い、上期の同利益を従来予想の2.2億円→3.8億円に68.9%上方修正。減益率が60.0%減→32.4%減に縮小する見通しとなった。

 ローツェ <6323>   ★今期経常最高益予想を14%上乗せ
 ◆19年2月期の連結経常利益を従来予想の50.4億円→57.5億円に14.0%上方修正。増益率が14.5%増→30.6%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。半導体メーカーによる設備投資計画の調整で一部製品の出荷が先送りとなり、売上高は計画を下回るものの、量産効果による原価率改善が寄与し、利益は上振れする。
  予想PERが6.8倍→5.9倍に低下し、割安感がさらに強まった。

 マニー <7730>   ★9-11月期(1Q)経常は35%増益で着地
 ◆19年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比35.4%増の16.6億円に拡大して着地。ベトナム新工場の増産対応でアイレス針の販売が大きく伸びたことが寄与。利益率の高い眼科ナイフの売上増加に加え、新工場の本格稼働による原価低減なども大幅増益に貢献した。
  上期計画の27億円に対する進捗率は61.6%に達しており、業績上振れが期待される。

 トランザク <7818>   ★9-11月期(1Q)経常は20%増益で着地
 ◆19年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比20.3%増の6.1億円に伸びて着地。世界的な脱プラスチックの動きが追い風となり、主力のエコバッグやタンブラーボトルといったオリジナルエコ雑貨の好調が続いたことが寄与。上期計画の9.1億円に対する進捗率は67.0%に達しており、業績上振れが期待される。
  併せて、株主優待制度の拡充を発表。優待品である自社商品の金額を引き上げる。

 トーセイ <8923>   ★今期税引き前は10%増で4期連続最高益、7円増配へ
 ◆18年11月期の連結税引き前利益は前の期比12.4%増の101億円で着地。続く19年11月期も前期比10.4%増の112億円に伸びを見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は不動産流動化事業で小型物件の販売が大きく伸びるほか、開発事業では戸建て住宅やマンションの引き渡し戸数が増加する。
  業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比7円増の37円に増配する方針とした。配当利回りは3.98%に上昇した。

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