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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):イオンファン、ウエルシア、良品計画

イオンファン <日足> 「株探」多機能チャートより
■イオンファンタジー <4343>  2,331円  -432 円 (-15.6%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 9日に決算を発表。「3-11月期(3Q累計)経常が34%減益で着地・9-11月期は赤字転落」が嫌気された。イオンファンタジー <4343> が1月9日大引け後(15:00)に決算を発表。19年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比33.9%減の21.2億円に落ち込み、通期計画の60億円に対する進捗率は35.4%にとどまり、5年平均の56.0%も下回った。
  ⇒⇒イオンファンタジーの詳しい業績推移表を見る

■ウエルシア <3141>  4,210円  -630 円 (-13.0%) 一時ストップ安   本日終値  東証1部 下落率3位
 9日に決算を発表。「9-11月期(3Q)経常は5%減益」が嫌気された。ウエルシアホールディングス <3141> が1月9日大引け後(15:00)に決算を発表。19年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比1.9%増の215億円となったが、通期計画の341億円に対する進捗率は63.3%にとどまり、3年平均の67.3%も下回った。
  ⇒⇒ウエルシアの詳しい業績推移表を見る

■良品計画 <7453>  24,060円  -2,790 円 (-10.4%)  本日終値  東証1部 下落率4位
 良品計画<7453>は急反落。9日の取引終了後、19年2月期の連結業績予想について、売上高を4243億円から4093億円(前期比7.8%増)へ、営業利益を500億円から470億円(同3.8%増)へ、純利益を333億円から370億円(同22.9%増)へ下方修正したことが嫌気された。中国を中心とする東アジア事業が好調だった一方で、国内事業で生活雑貨カテゴリーの不振に加え、冬物商材の売り上げが伸び悩んだことが売上高・利益を押し下げた。また、店舗スタッフの補充や、本部人員増による人件費の増加なども利益を圧迫した。なお、同時に発表した第3四半期累計(18年3~11月)決算は、売上高3042億1500万円(前年同期比8.7%増)、営業利益348億5900万円(同3.9%増)、純利益303億900万円(同30.2%増)だった。

■ベル24HD <6183>  1,230円  -66 円 (-5.1%)  本日終値
 ベルシステム24ホールディングス<6183>は続落。同社は9日引け後に決算発表を行っており、19年2月期第3四半期(9~11月)の売上高は前年同期比1.7%増の299億7300万円だったが、営業利益は同11%減の23億9800万円と減益に転じたことが嫌気された。前年同期に計上した衆議院選挙スポット業務の反動減があったほか、新人事制度導入に伴う費用増などが響いた。ただ、三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、株価には衆院選の反動は一定程度織り込まれているとみており、この決算発表で「悪材料出尽くしとなる可能性も」との見方も示している。

■ドンキHD <7532>  6,550円  -230 円 (-3.4%)  本日終値
 ドンキホーテホールディングス<7532>が後場一段安。同社はきょう正午に、18年12月度の月次売上高(速報)を公表。既存店売上高は前年同月比1.2%減となり、28カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気されたようだ。客単価は同1.1%増と堅調さを維持したが、客数が同2.3%減と2カ月連続のマイナスとなったことが影響した。なお、全店ベースの売上高は同2.6%増だった。

■ホンダ <7267>  3,095円  -29 円 (-0.9%)  本日終値
 ホンダ<7267>やマツダ<7261>といった自動車株が安い。9日のニューヨーク為替市場で一時、1ドル=107円90銭台と108円割れへ円高が進行。午前9時過ぎ時点でも108円10銭前後と前日午後5時時点に比べ80銭程度の急激な円高となっている。ホンダは19年3月期の想定為替レートを1ドル=110円としており、足もとの円高は業績の悪化要因に働く。

■エービーシー・マート <2670>  6,200円  -10 円 (-0.2%)  本日終値
 エービーシー・マート<2670>は冴えない。9日の取引終了後、今年で創業40周年を迎えるのを記念して、19年2月期の期末配当で40円の記念配当を実施すると発表したが、市場の反応は限定的のようだ。普通配当と合わせた期末配当は105円となり、年間配当は170円と前期比40円の増配となる予定だ。同時に発表した第3四半期累計(18年3~11月)連結決算は、売上高1961億5800万円(前年同期比4.0%増)、営業利益332億7400万円(同1.7%増)、純利益229億6100万円(同3.3%増)だった。国内でカジュアルラインのスポーツシューズやファッションスニーカーが好調だったほか、都心部の大型店を中心にスポーツアパレルや小物などの取り扱いを拡大したことが奏功。また、海外子会社も順調に推移した。なお、19年2月期通期業績予想は、売上高2634億円(前期比3.6%増)、営業利益439億円(同1.2%増)、純利益297億4000万円(同0.1%増)の従来見通しを据え置いている。

■DNAチップ研究所 <2397>  910円  +150 円 (+19.7%) ストップ高   本日終値
 DNAチップ研究所<2397>がストップ高。昨年12月25日に551円まで売り込まれ、2017年1月以来2年ぶりの安値をつけたが、そこから一気に切り返してきた。DNAチップの開発や次世代シークエンスを活用した遺伝子解析業務を手掛け、再生医療分野に向けた間葉系幹細胞の品質評価解析サービスなど新たな分野の開拓にも期待がかかっている。市場では「昨年末の下げで売り物が出切った感があり、需給面から戻り売り圧力が少ない強みがある。バイオ関連株人気のなか、直近ではSBI証券が同社の非小細胞肺がんのコンパニオン診断サービスを評価して同社株の投資判断を『強気』でカバレッジ開始しており、これが短期資金の流入を誘った」(準大手証券ストラテジスト)としている。

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