【市況】６日の米株式市場の概況、ダウ平均株価は７９ドル安と続落

６日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が休日前の４日に比べ７９．４０ドル安の２万４９４７．６７ドルと続落した。

　カナダで中国通信大手、華為技術（ファーウェイ）の幹部が米国の要請で逮捕されたことを受け、米中摩擦の激化懸念が浮上。ＮＹダウは一時、４日に比べ７８０ドルを超す下落となった。ただ、引けにかけ米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）が今月の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）後に利上げの休止を検討していると伝わると買い戻しが流入し、急速に下げ渋った。中国向け売上比率が高いボーイングやキャタピラーなどの資本財株が下落、米長期金利の低下を受け、バンク・オブ・アメリカやシティグループなど銀行株が安い。原油価格の下落を受け、エクソン・モービルやシェブロンも値を下げた。半面、アマゾン・ドット・コムやアルファベット（グーグル）が高く、ＩＢＭ、シスコシステムズが値を上げた。

　ナスダック総合株価指数は、同２９．８３３ポイント高の７１８８．２５９と反発。出来高概算は、ニューヨーク市場が１２億８４７４万株、ナスダック市場は２８億２８３２万株となった。

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）