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【特集】日ダイナミク Research Memo(6):2019年3月期増収・2ケタ増益予想で利益上振れ濃厚

日ダイナミク <日足> 「株探」多機能チャートより

■今後の見通し

日本コンピュータ・ダイナミクス<4783>の2019年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比4.7%増の17,000百万円、営業利益が同21.2%増の950百万円、経常利益が同17.6%増の950百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同21.5%増の640百万円としている。システム開発事業、サポート&サービス事業、パーキングシステム事業とも案件が順調に積み上がり、全社的な業務効率化も寄与して増収・2ケタ増益予想である。

企業のIT投資は引き続き高水準に推移することが予想され、システム開発事業とサポート&サービス事業では、プロジェクト管理・品質管理の徹底も寄与して採算性の向上が期待される。またパーキングシステム事業では、管理現場数・管理台数の着実な積み上げが期待される。

通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が48.2%、営業利益が58.3%、経常利益が61.1%、親会社株主に帰属する当期純利益が61.5%で、特に利益進捗率が高水準だった。事業環境に不透明感が強いこと、パーキングシステム事業は入札案件が不確実であることなどを考慮して、同社は通期予想を据え置いているが、第2四半期累計が高進捗率であり、システム開発事業は下期の構成比が高く、ストック収益型ビジネスの順調な拡大、業務プロセス改善の取り組み強化なども考慮すれば、通期利益予想は上振れが濃厚だろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

《RF》

 提供:フィスコ

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