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【市況】東京株式(前引け)=続伸、米株高や円安背景に先物絡みで買い戻し誘発

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 28日前引けの日経平均株価は前営業日比195円86銭高の2万2148円26銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は6億8034万株、売買代金概算は1兆1781億7000万円。値上がり銘柄数は1289、対して値下がり銘柄数は724、変わらずは99銘柄だった。

 きょう前場の東京市場はリスクオンの流れが続いた。前日の米国株市場でNYダウなど主力株が総じて高かったことや、外国為替市場で1ドル=113円80銭近辺に円安が進んだことも強気ムードを助長している。今週末開催のG20と同じタイミングで予定されている米中首脳会談では、両国の貿易摩擦解消に向けて急速な進展は見られないまでも、ポジティブな方向に向かうとの思惑が、先物を絡め空売り筋のショートカバーを誘発している。値上がり銘柄数は全体の6割にとどまっているが、売買代金は1兆1800億円弱と増勢にある。

 個別では任天堂<7974>が堅調、ファーストリテイリング<9983>、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>も買われた。ソニー<6758>が堅調、花王<4452>も物色人気。大日本住友製薬<4506>が大幅高、北の達人コーポレーション<2930>、インターネットイニシアティブ<3774>も値を飛ばした。半面、トヨタ自動車<7203>など自動車株が軟調、日立製作所<6501>も売りに押された。ティア<2485>が急落、サムティ<3244>、ノーリツ鋼機<7744>、シスメックス<6869>なども安い。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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