【市況】来週の株式相場見通し=米中首脳会談を前に様子見、下値固めから反発を意識
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「きょうの東京株式市場は、現地22日の米株式市場が感謝祭の祝日で休場のため、海外投資家の参加が限定的で売買代金も低水準となった。また、中国・上海総合指数の軟調を受け、日経平均が一時前日比マイナス圏に沈む場面があったものの、後場は週末にも関わらず、一貫して切り返し歩調となり、2万1500円ラインを堅守する意思が感じられる展開となった。来週は、こうした下値固めのなかから、反転上昇のきっかけをつかむ材料の出現に期待する展開となる」との見方が出ていた。
日程面では、10月の企業向けサービス価格指数(27日)、10月の商業動態統計(29日)、10月の鉱工業生産・労働力調査・有効求人倍率、11月の消費者態度指数(30日)に注目。
海外では、独11月のIfo景況感指数(26日)、米11月の消費者信頼感指数(27日)、米7~9月期のGDP改定値、米10月の新築住宅販売件数(28日)、11月7・8日開催のFOMC議事録、米10月の個人所得・個人支出(29日)、中国11月の製造業PMI(30日)、G20首脳会議(30日~12月1日)が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)