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【市況】米国株見通し:市場心理悪化のなかでの取引続く、住宅指標に注目

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物  2675.00(-21.25) (21:15現在)
ナスダック100先物  6593.25(-78.75) (21:15現在)


 21時15分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は軟調推移。NYダウ先物は前日比180ドル安程度で推移している。欧州株式市場は全面安。時間外取引のNY原油先物は前日比ほぼ横ばいで推移。こうした流れを受け、20日の米株式市場は売り先行で始まりそうだ。


 今月末のG20に合わせた米中首脳会談への楽観的な見方が後退するなか、前日は主要メディアによる米ハイテク大手企業へのネガティブな報道が相次いでおり、市場センチメントは良くない状況での取引が続きそうだ。VIX指数(株式投資家の恐怖心理の度合いを示す)も21台まで上昇してきている。NY原油先物は、産油国の減産協議思惑などから底堅いが、米国在庫増が重しになり、上げ渋る展開が予想される。


 本日発表となる米経済指標は、米国の10月住宅着工件数、住宅建設許可件数で、前回を上回るとの予想。しかし、それぞれ130万戸台から低下傾向にあり、住宅市場のピークアウト感が確認され、株式市場にはややネガティブな材料になる可能性がある。決算発表は、ベスト・バイ(通期調整後1株利益予想を上方修正)、ターゲット(利益予想下回る)、ギャップ、ロウズ、コールズ、キャンベルスープ、オートデスクなどがある。

《KK》

 提供:フィスコ

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