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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):極楽湯HD、キャンバス、レカム

極楽湯HD <日足> 「株探」多機能チャートより
■極楽湯ホールディングス <2340>  620円  +22 円 (+3.7%)  本日終値
 15日、極楽湯ホールディングス <2340> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の5.72%にあたる100万株(金額で5億9800万円)を上限に、16日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■キャンバス <4575>  605円  +17 円 (+2.9%)  本日終値
 キャンバス<4575>が続伸。15日の取引終了後、抗がん剤として開発中の「CBP501」フェーズ1b試験の用量漸増相に関するデータの中間とりまとめを終了したと発表。比較的多数の既治療歴を有する患者を対象とした臨床第1相試験としては良好な内容と判断できるとしたことが好感された。CBP501は、多様な細胞機能に関わるたんぱく質カルモジュリンの制御機能を調整し、複数の作用により抗がん活性を示す、独特の作用機序を持つ抗がん剤。今回の治験では、既治療歴を有する固形がん患者に対し、CBP501・オプジーボ・シスプラチンを併用投与したという。なお詳細については、1~3月に開かれる学会で発表の予定としている。

■レカム <3323>  263円  +6 円 (+2.3%)  本日終値
 レカム <3323> [JQ]が高い。15日大引け後に発表した18年9月期の連結経常利益は前の期比2.4倍の6.3億円に伸びて着地。続く19年9月期も前期比90.2%増の12億円に拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。前期は海外事業で日系企業向けにLED照明や業務用エアコンの販売が好調だったうえ、情報通信事業でM&Aにより加わった3社の業績上積みも寄与し、収益が急拡大した。今期は前期に連結化した3社の通期フル寄与などで、56.2%の大幅増収を見込む。併せて、今期の年間配当は前期比1.5円増の3円に大幅増配する方針としたことも支援材料となった。

■カーメイト <7297>  812円  +17 円 (+2.1%) 一時ストップ高   本日終値
 カーメイト<7297>が一時急伸。国土交通省が15日、大雪時に自動車の立ち往生が懸念される高速道路や国道の区間で、タイヤチェーンの装着を今冬から義務づける方針を明らかにしており、これを受けて自動車用品製造・卸大手の同社に思惑的な買いが入ったようだ。

■アーバネット <3242>  360円  +4 円 (+1.1%)  本日終値
 アーバネットコーポレーション<3242>が続伸。15日の取引終了後、東京都台東区と中野区に保有する投資用ワンルームマンション2物件の売却を発表しており、これを好材料視した買いが入った。各物件の売却価格は非公表ながら、18年6月期売上高(160億8500万円)の10%を超える額という。なお、売り上げ計上は20年6月期を予定している。

■日総工産 <6569>  1,687円  -332 円 (-16.4%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 15日、日総工産 <6569> が160万株の売り出しとオーバーアロットメントによる上限24万株の売り出しを実施すると発表したことが売り材料視された。売り出し株式数は最大で184万株と発行済み株式数の11%におよぶ規模とあって、株式の需給悪化が懸念された。売出価格は11月28日から12月3日までのいずれかの日に決定される。一方、11月20日~21日までを取得期間とする20万株の自社株買いを実施すると発表したがこちらへの反応は限定的となった。

■RVH <6786>  205円  -36 円 (-14.9%)  本日終値
 RVH <6786> [東証2] が続急落し、年初来安値を更新した。15日大引け後、19年3月期の連結最終損益を従来予想の7.6億円の黒字→7.1億円の赤字(前期は3.1億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなったことが嫌気された。美容脱毛、エスティック、アパレル部門で形成するレディスサービス事業における商品、施術、特典付き会員制度の入会金売上高が計画未達となることが響く。広告宣伝費や労務費が想定を大幅に上回ることも利益を圧迫する。また、子会社リーガルビジョンの全株式売却による営業利益の減少も下振れ要因となる。

■アルデプロ <8925>  50円  -5 円 (-9.1%)  本日終値
 アルデプロ<8925>が反落。15日の取引終了後、Block King有限責任事業組合を割当先として、943万3900株の第三者割当増資と37万7358個(潜在株数3773万5800株)の新株予約券の発行を行うと発表しており、これに伴う希薄化などを懸念した売りが出たようだ。新株発行及び新株予約権の発行とも12月3日を割当日としており、希薄化は最大で14.38%となる。なお、調達資金概算25億1600万円は、子会社弥生マネジメントの借入金の返済や、販売用不動産の仕入れ資金などに活用するとしている。

■正興電機製作所 <6653>  972円  -97 円 (-9.1%)  本日終値
 15日、正興電機製作所 <6653> [東証2]が50万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限15万株の第三者割当増資を実施するほか、既存株主による50万株の株式売り出しを発表したことが売り材料視された。新株発行が最大で発行済み株式数の5.4%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化を懸念する売りが向かった。発行価格は26日から29日までのいずれかの日に決定する。最大で約5億円の調達資金については、古賀事業所の工場などの増改築に係る設備投資資金に充てる。一方、東証が同社株を12月7日付で東証1部に指定すると発表したがこちらへの反応は限定的となった。

●ストップ高銘柄
 オークファン <3674>  1,140円  +150 円 (+15.2%) ストップ高   本日終値
 以上、1銘柄

●ストップ安銘柄
 日本管理センター <3276>  949円  -300 円 (-24.0%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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