【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 メドピア、TYK、アドベンチャ (14日大引け後 発表分)
メドピア <日足> 「株探」多機能チャートより
14日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
メドピア <6095> [東証M] ★今期経常は37%増で2期連続最高益更新へ
◆18年9月期の連結経常利益は前の期比5.8倍の3億7900万円に伸びて着地。続く19年9月期も前期比37.2%増の5億2000万円に拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は医師向けコミュニティサイトの会員数の拡大基調が継続し、製薬企業から受け取るマーケティング支援料が増加する。また、法人向け健康労務管理ソリューションや特定保健指導サービスの強化などを通じ、ヘルスケアソリューション事業の黒字化を目指す。
キャンディル <1446> [東証M] ★今期経常は28%増で4期連続最高益、初配当10円実施へ
◆18年9月期の連結経常利益は前の期比21.1%増の3.4億円で着地。続く19年9月期も前期比27.5%増の4.4億円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は五輪開催に伴うインフラ整備需要の拡大を背景に、店舗内装など商環境向け建築サービスの好調が続くうえ、建物の補修サービスやメンテナンス、リフォームの受注も伸び、10.3%の増収を見込む。
併せて、今期の年間配当は初配当となる10円を実施する方針とした。
チタン <4098> ★今期経常を2.5倍上方修正
◆19年3月期上期(4-9月)の経常損益(非連結)は2億3600万円の黒字(前年同期は6200万円の赤字)に浮上し、従来予想の4000万円の黒字を上回って着地。UVカット化粧品向け超微粒子酸化チタンや車載用電池向けチタン酸リチウム、化粧品向け酸化鉄が好調だった。原材料価格が高騰したものの、増収効果と稼働率上昇による採算改善で吸収した。
業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の2億円→4億9000万円に2.5倍上方修正。増益率が3.0倍→7.4倍に拡大する見通しとなった。
TYK <5363> ★今期経常最高益予想を17%上乗せ、配当も5円増額
◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の29.5億円→34.5億円に16.9%上方修正。増益率が0.3%増→17.3%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は8月に続き、2回目。主力の鉄鋼向け耐火物のほか、ファインセラミックスなど新素材関連商品の販売が想定より伸びる。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の6円→11円(前期は8円)に大幅増額修正した。予想PERが11.3倍→7.8倍に低下し、割安感が強まった。
アドベンチャ <6030> [東証M] ★7-9月期(1Q)税引き前は3.2倍増益で着地
◆19年6月期第1四半期(7-9月)の連結税引き前利益は前年同期比3.2倍の4.5億円に急拡大して着地。主力の格安航空券販売サイト「スカイチケット」は台風や震災の影響で過去最大のキャンセルが発生したものの、前期に連結化したチケット販売店の買収効果などで取扱高が急拡大し、4.3倍の大幅増収を達成した。
野村マイクロ <6254> [JQ] ★今期経常を14%上方修正
◆19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.8倍の4.7億円に急拡大して着地。国内や韓国、中国、台湾の半導体関連企業などから受注した水処理装置の工事が順調に進み、58.1%の大幅増収を達成したことが寄与。為替差損益が改善したことも増益に貢献した。
併せて、通期の同利益を従来予想の11.5億円→13.1億円に13.9%上方修正。増益率が1.7%増→15.8%増に拡大する見通しとなった。予想PERが8.9倍→6.5倍に低下し、割安感が強まった。
パルステック <6894> [東証2] ★今期経常を36%上方修正、配当も15円増額
◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の3億0400万円→4億1300万円に35.9%上方修正。増益率が12.2%増→52.4%増に拡大する見通しとなった。光応用・特殊機器関連や光ディスク関連装置の受注が想定より伸びることが寄与。利益率の高い自社製品や付加価値の高い受託開発製品の販売増加で採算も上向く。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の60円→75円(前期は30円)に増額修正した。予想PERが10.5倍→7.9倍に低下する一方、期末配当利回りは4.02%に上昇し、割安感が強まった。
スノーピーク <7816> ★今期経常を40%上方修正
◆18年12月期の連結経常損益を従来予想の5億円の黒字→7億円の黒字(前期は3800万円の赤字)に40.0%上方修正。今期業績の上方修正は8月に続き、2回目。テント「エントリーパック TT」をはじめとした利益率が高い新商品の販売好調が収益を押し上げる。直営店の売上比率上昇に加え、棚卸評価損の減少や円高による調達コストの抑制なども上振れに貢献する。
株探ニュース