【市況】明日の株式相場見通し=材料不足で手控え姿勢、海外要因に依存度高まる
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「きょうの東京株式市場は、日経平均が前日に500円近く急落した反動で、寄り付きから押し目買い優勢で一時、前日比約180円高まで買い進まれる場面があったものの、前場引けに掛けて一気に売り優勢となった。きっかけは、日本時間午前11時に発表された中国10月の小売売上高が伸び悩みをみせ、中国景気に減速懸念が浮上したことだ。中国・上海総合指数も軟調な推移となり、中国経済への警戒感が強まっている」との見方が出ている。
14日の東京株式市場は買い優勢で始まり、日経平均は途中安くなる場面もあったが、後場に入って持ち直し結局、小幅ながら反発して引けた。日経平均株価終値は、前日比35円96銭高の2万1846円48銭と小幅反発した。
日程面では、10月の首都圏新規マンション発売に注目。海外では、東アジア首脳会議、米10月の小売売上高・輸出入物価指数、欧州10月の新車販売が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)