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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):TATERU、ヤオコー、MDV

TATERU <日足> 「株探」多機能チャートより
■ヤオコー <8279>  6,450円  +80 円 (+1.3%)  本日終値
 ヤオコー<8279>が4日続伸。全般下落相場のなか、逆行高となっている。同社が12日取引終了後に発表した第2四半期(4~9月)の連結営業収益(売上高に相当)は前年同期比6%増の2158億8900万円、営業利益は同8%増の108億4500万円と増収増益だった。生鮮食品やプライベートブランド商品などが好調だった。19年3月通期の営業利益予想173億円に対する進捗率は約63%に達しており、今期業績の上振れ期待も膨らんでいる。

■MDV <3902>  1,311円  -400 円 (-23.4%) ストップ安   本日終値  東証1部 下落率トップ
 メディカル・データ・ビジョン<3902>がストップ安。2日の取引終了後、18年12月期の連結業績予想について、売上高を47億円から35億円(前期比8.5%増)へ、営業利益を7億9900万円から2億800万円(同63.4%減)へ、最終損益を4億9100万円の黒字から収支均衡(前期3億5400万円の黒字)へ下方修正したことが売り材料視された。子会社MDVコンシューマー・ヘルスケア社およびMDVトライアル社の事業進捗が遅れていることに加えて、「CADA-BOX」事業や病院向けパッケージ商品の受注が計画を大きく下回っていることが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計の連結決算は売上高24億300万円(前年同期比14.0%増)、営業損益1800万円の赤字(前年同期1億7100万円の黒字)、最終損益1億4200万円の赤字(同7500万円の黒字)だった。

■TATERU <1435>  516円  -100 円 (-16.2%) ストップ安   本日終値  東証1部 下落率5位
 TATERU<1435>はストップ安。12日の取引終了後、18年12月期の連結業績予想について、売上高を766億1100万円から722億3800万円(前期比7.8%増)へ、営業利益を71億1300万円から30億6000万円(同48.1%減)へ、純利益を48億1500万円から33億8900万円(同15.2%減)へ下方修正し、営業増益予想から一転して減益としたことが嫌気された。顧客から提供を受けた預金残高データを改ざんし、実際より多く見せて金融機関に提出して融資審査を通りやすくしていた件の影響で、TATERU Apartment事業において顧客からの受注の取り消しや工事の進捗悪化による引き渡しの遅延が発生していることが要因という。また、土地の仕入れ単価が計画を上回っていることなども利益を押し下げるとしている。なお、同時に発表した第3四半期累計(1~9月)決算は、売上高508億1400万円(前年同期比20.1%増)、営業利益25億5100万円(同12.6%減)、純利益32億1200万円(同72.4%増)だった。

■カナモト <9678>  3,625円  -495 円 (-12.0%)  本日終値  東証1部 下落率8位
 12日、カナモト <9678> が225万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限45万株の第三者割当増資を実施するほか、公募による自己株処分75万株を発表したことが売り材料視された。新株発行が最大で発行済み株式数の約7.5%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化を懸念する売りが向かった。発行価格は11月20日から27日までのいずれかの日に決定する。最大で約121億円の調達資金については、レンタル用資産の取得に関わる割賦債務などの返済資金の一部に充てる。

■帝国繊維 <3302>  2,365円  -308 円 (-11.5%)  本日終値  東証1部 下落率9位
 12日に決算を発表。「7-9月期(3Q)経常は66%減益」が嫌気された。
 帝国繊維 <3302> が11月12日大引け後(15:30)に決算を発表。18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比93.6%増の38.4億円に拡大し、通期計画の45億円に対する進捗率は85.5%に達し、5年平均の58.7%も上回った。
  ⇒⇒帝国繊維の詳しい業績推移表を見る

■日本工営 <1954>  2,458円  -264 円 (-9.7%)  本日終値
 12日に決算を発表。「7-9月期(1Q)最終は赤字転落で着地」が嫌気された。
 日本工営 <1954> が11月12日大引け後(15:00)に決算を発表。19年6月期第1四半期(7-9月)の連結最終損益は16.5億円の赤字(前年同期は800万円の黒字)に転落した。
  ⇒⇒日本工営の詳しい業績推移表を見る

■井関農機 <6310>  1,846円  -179 円 (-8.8%)  本日終値
 井関農機<6310>が急反落し年初来安値を更新。12日の取引終了後、18年12月期の連結業績について、売上高を1580億円から1550億円(前期比2.1%減)へ、営業利益を45億円から32億円(同19.1%減)へ、純利益を32億円から14億円(同50.1%減)へ下方修正したことが嫌気された。国内における農機製品および施設工事などの売り上げ減少などを織り込んだことに加えて、売り上げの減少による売上総利益の減少と減産に伴う製造固定費の負担増などが響く見通し。また、持ち分法投資損失の悪化も最終利益を押し下げると見込んでいる。なお、同時に発表した第3四半期累計(1~9月)決算は、売上高1191億8600万円(前年同期比1.1%減)、営業利益35億9100万円(同22.5%減)、純利益22億1900万円(同33.4%減)だった。

■東亜建設工業 <1885>  1,567円  -144 円 (-8.4%)  本日終値
 12日に決算を発表。「上期経常が63%減益で着地・7-9月期も98%減益」が嫌気された。
 東亜建設工業 <1885> が11月12日大引け後(16:00)に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比62.7%減の9.8億円に大きく落ち込み、通期計画の34億円に対する進捗率は29.0%にとどまり、5年平均の53.3%も下回った。
  ⇒⇒東亜建設工業の詳しい業績推移表を見る

■新東工業 <6339>  909円  -83 円 (-8.4%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期経常を一転7%減益に下方修正」が嫌気された。
 新東工業 <6339> が11月12日大引け後(15:40)に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比25.5%減の21.7億円に減り、従来予想の29億円を下回って着地。併せて、通期の同利益を従来予想の63億円→56億円(前期は59.9億円)に11.1%下方修正し、一転して6.6%減益見通しとなった。
  ⇒⇒新東工業の詳しい業績推移表を見る

■東洋建設 <1890>  400円  -36 円 (-8.3%)  本日終値
 12日に決算を発表。「上期経常が30%減益で着地・7-9月期も35%減益」が嫌気された。
 東洋建設 <1890> が11月12日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比30.3%減の34.9億円に落ち込み、通期計画の78億円に対する進捗率は44.8%にとどまり、5年平均の52.1%も下回った。
  ⇒⇒東洋建設の詳しい業績推移表を見る

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