【市況】東京株式(前引け)=大幅反発、米中貿易摩擦懸念の後退など背景に買い優勢
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京市場は朝方から買い優勢の展開となり、日経平均は寄り後も漸次水準を切り上げた。米中貿易摩擦への懸念後退から、前日の米国株市場ではNYダウなど主要株指数が大きく買われ、この流れを引き継いで広範囲に投資資金が流入した。買い一巡後は目先筋の利食いで日経平均は伸び悩んだが、前引けにかけ締まった。売買代金は1兆4000億円近くと活況。前日に下げた通信株がリバウンドしたほか機械セクターなども買いを集めている。
個別ではキーエンス<6861>が商いを伴い大幅高となったほか、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ファナック<6954>なども買い優勢。ファーストリテイリング<9983>も上昇した。ハウス食品グループ本社<2810>が急騰、大日本住友製薬<4506>も大幅高。半面、ソニー<6758>が軟調、村田製作所<6981>も利食い売りに押された。トヨタ自動車<7203>も軟調。千代田化工建設<6366>、日本車両製造<7102>がストップ安に売られ、東洋ゴム工業<5105>も大幅安に売られた。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)